光風流本部いけばな教室の「下駄箱」の使い方ルールを変更しました
目次
こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日のブログは光風流の皆様への「業務連絡」です。それも光風流本部いけばな教室にお越しになられる方、あるいは光風流本部いけばな教室にお越しになられた時に関係する内容ですので、かなりニッチなブログになります。
(笑)
光風流本部いけばな教室の下駄箱の使い方ルールを改正いたしました
この度、光風流本部いけばな教室の下駄箱の使い方ルールを改正いたしました。
まずは次の写真をご覧ください。
結論から言います。
履いてこられた靴は下半分に、そして室内スリッパは上半分の黒い毛氈を敷いてあるところを使うようにいたします。
スリッパで土間に降りたり、ゴミの上を歩いても気にならないのは何故なのか
現在の光風流本部いけばな教室を新築してから29年目になります。その当初から不思議でならないことが私にはありました。
それは、室内履きのスリッパを履いて土間というか三和土に降りる人がおられたり、室内履きのスリッパを履いてお花を生けるときに出たごみの上を普通に踏んでゆかれる方がおられたりして、そんなことしていたら下履きの靴を履いて家の中を歩いているのと同じ事じゃないのって。
自分の家でそんな事を家族がしていたら、きっと注意されるか怒るかされると思うのですが、自分の家じゃなければ気にならないものなのかなぁと思ったり、そもそもその方のお家は床の上も土足で生活されているのかも。。ってひとりで笑っていました。
そんな中、築後30年になろうとしてふと思ったのです。もしかしてこれは下駄箱の遣い方に問題があるんじゃないかと。
ヒューマンエラーではなくシステムエラーじゃないか
これまでは、スリッパと履いてきた靴を同じところに入れていました。なので光風流本部いけばな教室にお越しになられた方が研修場に入ろうとするときには、こんな行動だったのです。
①玄関を入った三和土にある下駄箱の前の脱靴場で履いてきた靴を脱ぐ。
②下駄箱からスリッパを取り出して脱靴場に置く。
③スリッパを履く。
④自分の履いてきた靴を、下駄箱のスリッパを取り出した場所に置く。
⑤屋内に歩いてはいる。
これ、屋外の靴と屋内のスリッパが同じ場所に置くようになってしまっており、下と上を分けているようで分かれていなかったんです。
だから先に書いたように、スリッパで三和土に降りる人がおられたり、お花のゴミの上をスリッパで踏んで行かれたりしても、気になりにくかったのだと思ったのです。
これこそまさにヒューマンエラーではなくシステムエラーではないかと。
これから観察タイムが始まります
なので早速に、下駄箱の靴を置くエリアとスリッパを置くエリアを完全に分けた使い方に変更しました。
そして上半分がスリッパを置くエリアで下半分が靴を置くエリアですよと言っても、それだけではこれまでの習慣でついスリッパエリアに靴を置いたり、逆に靴エリアにスリッパを置いてしまったりすることもあるでしょうから、パッと見てわかりやすい様に、スリッパエリアには毛氈をひきました。
それも汚れが目立ちやすい「黒」にしておきました。
さあこれで、皆さんの行動がこれからどのように変わるか、検証が始まります。黙~って、ジ~~ッと観察するのです。これが結構楽しかったりするんですよね。
という事で、光風流本部いけばな教室にお越しになられる皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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