展覧会形式の勉強会3Daysの最終日を迎えて思う、この機会を光風流各教室の研修にしたらいいのになぁということ

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日は展覧会形式の勉強会の最終日です。開催前の会場では皆さん手直しに余念がありません。

モデル作品を見て研究した後に、すぐに実技を行なう価値

昨日は展覧会形式の勉強会Day2だったのですが、私の神戸の教室の皆さんがお越しになられ、モデル作品を見ながら研究するだけではなく、そのあと別室にて実際に実技を行なっていただきました。

実はこれまでに私は何度かこういうお稽古を行なってきているのですが、折角展覧会形式の勉強会にお越しいただくのですから、日頃本部いけばな教室にお越しいただく機会の少ない各地の教室にお越しくださっている皆様に本部いけばな教室を満喫できる研修にしちゃったら面白いし、楽しんでいただけると思うからなんです。

ちなみに昨日は、カキツバタのお生花をお稽古していただいたのですが、そんな中で感じたのは、今まさに見聞きしてきたことを実践するって、凄くいいなぁと思いました。
だってお稽古しながら「あっ、それさっき聞きました!」とか「さっき見た〇〇ですね」という言葉がポンポンお稽古中に出てくるのですから。

光風流本部いけばな教室にお越しくださる機会を有効に活かしていただきたい

私はこれ、光風流の各地の教室でもぜひ行われたら良いと思うのです。
理由はいくつかありますが、まず一つ目としては、折角展覧会形式の勉強会にお弟子さん方がお越しになられるということは、お越しになられる生徒さんとしてはスケジュール調整をされてお越しくださっているのですから、その同じ日に教室を開催すれば、生徒さんの時間の有効利用になりますよね。だって別の日にもう1日お稽古のための時間を取らなくて良くなるのですから。

次に二つ目として、光風流の各地の教室でお稽古されている多くの皆さんにとって、本部いけばな教室にお越しになられる機会って割合少ないと思うのです。だからこそ多くの方にとっては光風流本部いけばな教室にお越しいただくことが敷居を高く感じたりしてしまう原因になっているのではないかと思うのです。
そりゃそうですよね、行ったことのない所に行くのは誰しもハードルを感じて当然ですよね。なので折角展覧会形式の勉強会でお越しくださっているのですから、光風流本部いけばな教室の一室でお稽古も:行なえばそれだけ光風流本部いけばな教室に馴染んでいただくことができるでしょうし、特別なハードル高い環境という気持ちも和らぐのではないかと思うのです。

教室の発展のために研修を行なってみませんか

各地の教室って、その教室の生徒さん同士全ての人が面識があるとは限りません。
例えば同じ先生の教室であっても、会場が変わればそれぞれの生徒さん同士が出会ったことなくて当然ですよね。あるいは同じ教室に通われていてもお昼にお越しになられている方と夜にお越しになられている方と面識ないのも頷けますよね。
なので社中の研修を、展覧会形式の勉強会を機会に開催して、お弟子さん同士の交流の機会、そして先生と生徒さんの交流を深められるととても良いと思うのです。

同じ一つの事柄でも、“させられている“とか“仕方がないなぁ“というふうに捉えると、その時点で与えられたことしかできない休止脳になってしまいます。しかし折角の機会なので、何か楽しめることはないかなぁと遊び心で考えると、色々な発想に結びつけることができると思うのです。

そんなことを思いながら、展覧会形式の勉強会last day、いよいよスタートです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。