光風流の先生方から「兵庫県功労者表彰」のお祝い会を開催して頂き、本当に嬉しかったですし珠玉の時間を過ごすことが出来ました
こんばんは、内藤正風です。
今日はとても楽しい1日になりました。
今年の5月に兵庫県より表彰して頂きました「兵庫県功労者表彰」のお祝い会を光風流の役員の先生方がおこなってくださり、みんなで一緒に食事をしてきました。
この表彰は私1人の力ではない
この様な表彰をしていただき感じることはただ1つです。それはこの表彰は私1人の力で戴いたものではないという事です。
私はいけばなしか能がありません。そしてそんな私が行なっているいけばなは”光風流”という流派があればこそ成立しているのです。
日本中、いや海外に出かけて行った時にも、光風流の内藤としてそこに立つことが出来ています。
そしてその全てが、光風流の皆さんの支えがあるからこそ、可能になっているのです。
いついかなる時も陰になり日向になりして支えてきてくださった光風流の皆さんの力があったからこそ、このような表彰を受けることが出来たのだと思います。
なので表彰状の名前には内藤正風と書かれていますが、この文字の一画一画は、光風流の全ての皆さんのお名前が集まって出来上がっているものであって、今回の表彰は、「内藤、これから表彰に相応しい存在になることが出来る様にもっと皆の為に頑張れよ!!!」という意味だと思っております。
一流から学ぶことは沢山ある
今日はホテルオークラ神戸を会場にお祝い会をしていただきました。贅沢といえば贅沢です。だって街中の食堂でもお祝い会をすることは可能なんですから。
しかし私は、こういう機会を持つことを贅沢とは全く思いません。なぜなら、自分を育てる機会だと思っているからです。
人間は感覚の生き物です。そういう中で特に私達いけばなに携わる人間は、この感覚をいかに良いものに磨き育てるかという事が、作品作りや教室の運営や流派の運営に大きくかかわってきます。
たとえば「美」という事でいうなら、西洋や和という違い、あるいは料理といけばなという違いはあれども、その基本的な原理は全く同じです。
綺麗なものは綺麗。バランスの良いものは良い。手法は変われどもその本質は変わりません。
一流の料理屋さんに行くと和食であろうと洋食であろうと、その設えや接客、お料理の盛り付けや器とお料理のバランスなど、その1つ1つは刺激であり学びであり感覚を磨く場でしかありません。
そしてこの学びは実際にそこに足を運び、その空間に身を沈め、自分のアンテナで感じなければ何1つも得ることはできないのです。
そうなんです。感性は感じる事からしか学ぶことはできないし、その人のこれまでの経験値によってアンテナが違うので、同じ場にいたり同じことを行なっていてもそこで得ることが出来るのは、全く違う事を感じるようになるのです。
とても素敵な機会を設けてくださった光風流の仲間に感謝
私にとって今日は、光風流の先生方がわざわざお祝い会を催してくださった日であると共に、こんな素敵な時間を共有することが出来た日でもありますし、一流の空気の中に身を沈めて色々なことを学んだり沢山の感性という栄養をもらうことが出来た1日でもありました。
こういう感覚をお持ちくださっている皆さんと共に歩むことが出来ることを本当にうれしく思いますし、こういう機会をわざわざ企画し準備してくださった先生方に心より感謝をしたいと思います。
本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
内藤正風PROFILE
-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。