明日は「イブイブ」ですね。ところでこの「イブイブ」って言葉ですが全く意味をなしていない単語なのをご存知ですか
こんにちは、内藤正風です。
皆さん、少し前まで明日12月23日は祝祭日だったのを覚えておられますでしょうか。
そうなんです。明日は上皇陛下の87歳のお誕生日です。
譲位後もお健やかにお歳を重ねられておられますことを、とても嬉しく思います。
新年の一般参賀で、集まった人たちに手を振られる上皇さま=皇居・宮殿東庭で2020年1月2日午前11時50分、手塚耕一郎撮影
(毎日新聞より)
12月23日はイブイブでもあります
この12月23日は若い方にとっては、「イブイブ」としての方が馴染みがあるかもしれませんね。
ちなみにイブイブっていつから言われるようになったのかわからないですけど、もう日本では普通にクリスマス行事の中の一環みたいになっていると思います。
わたくし内藤は、クリスチャンの幼稚園に通っていました
クリスマスイブの「イブ」の意味を「前日」と理解している人が多いですが、実はこれって大きな間違いなんです。
こう見えて私、幼少の時にはクリスチャンの幼稚園に通園していたのです。
それもかなり本気のクリスチャンの幼稚園だったので、日曜礼拝もあったんですよ。なので普通は月曜から土曜日に通園して日曜日がお休みっていうのが一般的ですが、この幼稚園は土曜日がお休みで日曜から金曜まで通園をするようになっていました。
ただ私は日曜礼拝をしょっちゅうブッチして、1人だけ週休2日を満喫していましたけどね。週休2日なんて言葉すらまだなかった時代の事です(笑)
「イブ」って言葉は、「前日」という意味ではありません
話を元に戻して。。。
クリスマスイブの本来の意味は12月24日の夜の事を言います。すなわちクリスマスイブの「イブ」とは「イブニング」の略なんです。
「イブニング」とはご存知の通り夕方から夜をさす英語ですよね。
キリスト教は本来ユダヤ歴を基準にしていますので、この暦でいうと、日付が変わる境い目というのは日没になります。
なので12月24日の夜は、すでに日没を過ぎているので翌日(25日)ということになります。
したがって、クリスマスイブと言うのはクリスマスの当日の事で、そのクリスマス当日の一番最初がクリスマスイブで幕を開けるって事なんです。
したがって本来クリスマスは、今のカレンダーでいうと12月24日の日没から始まり12月25日の日没で終わるという事なんです。
「イブイブ」は日本ならではの造語でありイベントなのです
なので「イブイブ」は、どんなにひっくり返して転がして料理しても、12月23日(前々日)にはならないのです(笑)(笑)(笑)
そもそも「イブ」は前日の意味でもありませんから。
けれど今の日本において「イブイブ」っていうのは、完全に独自の進化を遂げた日本ならではのイベントになっていますね。
さすが、外国の文化を取り入れて日本流にアレンジして取り入れちゃうのが得意な日本人です。
いまやハロウィンも仮装大会として定着しちゃっていますしね。
ってことで、皆さん「イブイブ」をお楽しみください~!!!
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。