新型コロナウイルスの拡散も怖いですが、「イベント自粛」が流行りになる事による日本への影響も怖いです

こんにちは、内藤正風です。

今日は「天皇誕生日」です。
ちなみに昨年は5月1日に今上天皇が即位されたので、今上天皇誕生日2月23日 → 譲位日5月1日 → 上皇誕生日12月23日という流れになるので、天皇誕生日のない年となり、今日は令和最初の祝日となる「天皇誕生日」になるのはご存知の通りかと思います。

新型コロナウイルスの影響で色々な催しが中止になっています

天皇誕生日に毎年行なわれている「天皇誕生日一般参賀」は新型コロナウイルスの影響で、中止になりましたね。
新型コロナウイルスの拡散を防ぐための措置ですので仕方のない事だと思いますし英断だと思いますが、天皇陛下のお姿をご覧になることが出来なかった皆様には残念だったことと思います。

ちなみに私自身も、今日予定されていた1,000人規模の催しに参加する予定だったのですが、20日に中止の決定があり今日は1日中事務所で残務をこなそうと思っています。。。
すみません嘘をつきました。夕方くらいまで事務を行なって、今日は明るいうちから晩酌でもしようと思っています。

その他にも来週に予定されていた15人くらいの集まりも、中止のお知らせを頂いています。

新型コロナウイルスの拡散も怖いですが、「イベント中止」が流行りになる事も怖いです

日本は新型コロナウイルスの完全な汚染国になってしまっています。感染もそうですし外国から汚染国に指定されると共にその指定レベルも高められています。
そのうち日本国籍の人は入国禁止って諸外国から指定されてしまいそうな勢いです。

そんな日本ですから、”人が集まるイベントは自粛して感染が広がらないようにしましょう”というのは正しい判断だとも思います。
しかしその反面、何でもかんでも催しを中止するっていう思考や行動になるのも怖いなぁ。。。って思います。

だって極論を言うと、大小を問わず全ての催しが中止になったらものすごく大きな被害が出ると思うのです。ここでいう被害とは、新型コロナウイルスの拡散ではなく経済的な被害です。倒産する商店や会社が続出すると思います。
手形の取引が多い会社に、たとえば1カ月間入金が一切無くなったらどうなりますか。あるいは飲食店に一カ月間お客さんが来なくなったらどうなりますか。

そんな事を考えると、無作為な大人数が集まるような催しは自粛も致し方ないと思いますが、参加者が限定的であったり少人数の集まりまでも自粛するようなことは、「自粛を自粛する」ということも大切なのではないかと思ったりもするのです。

恐怖をあおるような報道ではなく、正しい情報を伝えてほしい

新型コロナウイルスは怖いです。だって未知の病気ですから恐怖を感じるのは当然だと思います。
しかしだからと言ってそこばかりを強調しても、正しく情報って伝わらないと思うのです。

たとえば今年の日本におけるインフルエンザ感染者数、そしてインフルエンザが原因になって死亡した人の人数、こういうものもちゃんと報道して、新型コロナウイルスと比較するとどうなのかってことが一目瞭然で分かるようにしてもらいたいなぁって思います。
私の勝手な推測では、新型コロナウイルスの感染者数よりもインフルエンザ感染者数の方が圧倒的に多いと思うのです。そして亡くなられている方の人数もインフルエンザの方が多いのではないかと思うのです。

あっ、勘違いしないでくださいね。だから新型コロナウイルスが怖くないとか大したことないなんて言いたいのではありませんよ。
殊更に人々の恐怖心をあおるようなことをせずに、正しい情報を伝えてほしいって思うのです。

外出禁止令を出したら、日本の経済はあっという間に破綻する

極論を言いますと、拡散を防ぐために一切の外出を禁止します!ってなったら、日本の経済って何日持ちこたえられるのでしょう。
公共交通機関も止まり、いかなる会社も商店も営業してはいけない。
そんな事になったら、経済どころか人の生活自体が破綻しちゃうんじゃないでしょうか。

テレワークで在宅勤務が出来る職種は確かに一部にありますが、会社に行ったり現場に行ったり店舗に行ったりしないといけないお仕事も沢山あります。通勤や移動で公共交通機関を使うでしょう。お買い物にも行かないと食事すらできなくなってしまいます。

そうかんがえると、何でもかんでも自粛するって怖い事だなって思います。

光風流では当面大きな行事はありませんが、通常の行事は自粛しません。しかし不参加でも欠席扱いには致しません

光風流では当面は不特定多数の方が集まる事業の予定はありません。しかし各地の支部で開催している講習会や家元において開催している講習会、その他役員会などは予定されています。

これらの集まりは限られた方が参加するものではありますが、外出して会場までお越し頂いたり、複数の人と同じ部屋で過ごす時間があります。したがって中には不安を感じられる方もおられるのではないかと思います。
いけばなは「五十六十鼻垂れ小僧」という言葉がそのまま当てはまる高齢者の多い世界でもありますので、ご本人だけではなくご家族がご心配をされることもあると思います。

そこでとりあえず3月に開催される講習会や役員会に関しては、外出に不安を感じられる方は自宅待機をしていただき欠席扱いにはしない、そして手洗いの励行と咳エチケットの案内をそこに参加されている皆さんにしていただくという2点の連絡を光風流の関係各所に行ないました。

新型コロナウイルスの拡散を防止しながら、そして自粛を自粛しながら可能な事を行なっていきたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。