"いけばな"はあなたのお店のブランドイメージを分かりやすく表現すると共に、伝える武器になるってご存知ですか

こんばんは。内藤正風です。

昨日は西武百貨店に行ってきました

昨日は西武高槻店に行ってきました。ええ、お買い物・・・・・ではありません。(笑)
友達の”マドンナ”こと雑賀静さんがポップアップショップを昨日から西武高槻店の2階において行われているので邪魔をしに行ってきたのです。
ちなみに「ポップアップショップ」というのは、短期間のみ出店する期間限定の店舗のことです。

ちなみに昨日、何の連絡もせずに伺ったらポップアップショップではこの人が接客中でした。

大阪の北加賀屋商店街で婦人服のお店をしている、オッキーこと沖啓太郎さん。

前日の搬入と設営の時に従業員入口から店内に入らずに閉店後まで居て、守衛さんにこっぴどく叱られたそうで、今日はちゃんと従業員出入り口から出入りしてバッチを胸に付けているよ~~って満面で言っていましたが、無視しときました(笑)

 

マドンナのポップアップショップの特徴

マドンナはこのようにして日本各地の百貨店でポップアップショップを展開されていて、この西武高槻店は今年の3月にも出店されていたのですが、その出店には特徴があります。それは売り場に必ず ”いけばな” を飾っておられるという事です。

3月に西武高槻店に出展されている時には「桃」を。

なぜ売り場に”いけばな"を飾るのか

マドンナがこの様にしてなぜ売り場にお花を飾られるのかというと、もちろんマドンナ自身がお花が好きという事もありますが、それ以上に"いけばな"を売り場に飾る事でブランドイメージを分かりやすく相手に伝えたり感じて頂く為の武器になるからなのです。

皆さん百貨店に行かれた時を思い浮かべてください。例えば女性服のフロアーに足を踏み入れたときに、自分の好みのブランドがある方はそのお店に一直線に行かれるかもしれませんが、どんなのがあるかな~って見て回っている時に知らないお店があったら、どんな考え方でお商売をされているのか、あるいはブランドコンセプトってよくわかんないですよね。

そんな時に売り場に”いけばな”が1つあるだけで、来られたお客さまには一気に伝わるんですよね。
どんな人がこの売り場を作られているのか、どんな人がこのブランドを展開しているのか。

”いけばな”だけではマドンナの踏み込んだ内面まで解らなくても、”いけばな”をしているひとなんだな~とか、お花が好きな人なんだな~とか、生けられているお花から、お洒落な人だな~とか、こういう感性の人好きだな~とか、何かしら感じるものがありますよね。

すなわち”いけばな”を店頭に生けるだけで、そう言う事に共感してくださるお客様がお店に集まってきてくださったり足を止めてくださったりして下さるって事なんです。

あなたが思っているほど、人には伝わっていないという現実

世の中のお店や会社は、自社や自社の取り扱っているブランドイメージを伝えるために色々な取り組みをされています。それもかなりの経費を使って。

そんな中でマドンナも、自社や自社の扱っている商品をどうすれば皆さんに解りやすく伝える事が出来るかと試行錯誤されている中で、”いけばな”を売り場に展示する事を思いつき行動に起こされたのです。
そして”いけばな”を店頭に飾ると効果が表れるからこそ、日本各地の色んな所でポップアップショップをされる時には”いけばな”を飾ってくださっているのです。

”いけばな”は単に生けて飾るだけのものではありません。
あなたのお店や会社、そして扱う商品のブランドイメージを分かりやすく表現すると共に、お客様に伝える武器になるのです。

西武高槻店のポップアップショップは9月4日まで開催されているそうですので、そんな部分も含めて一度足を運んでみてください。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。