服にカジュアルとフォーマルがある様に「いけばな」にもカジュアルなお花からフォーマルなお花まであり、そんないけばなを核にして楽しむ限定イベントを今月末に開催します
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ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
いけばなって聞くと、歴史のあるもの、きまりを守らなければならない、堅苦しい、みたいなイメージを持たれる方が多いですが、実はこれ、大半が思い込みや決めつけられたイメージだということをご存じでしょうか。
お花を生けるって、特別な事だと思っていませんか
お花を生けるって特別な事じゃないんですよ。確かにパーティーとか結婚式、卒業式や入学式というような、正式な場面にはお花は欠かせない存在です。しかしだからと言って、お花を生けるって特別な機会のみに行う事ではなく、日ごろの生活でも気軽に行なう事が出来るのです。
お花では分かりにくいので、服や食事で考えたほうがわかりやすいかな。
たとえばお食事には、手軽に食べるファーストフードから、ホテルなどで頂くディナーまでありますよね。服にも、普段着から正装までありますよね。
お家で正式なフランス料理や懐石料理を毎日食べますか?。お家でくつろぐときにタキシードやドレスを着ていますか?違いますよね。普段は家庭料理であったり、GパンにTシャツだったりだと思います。
お花も同じことなのです。
普段気軽に生けるカジュアルなお花から、ここぞ!って時に生けるフォーマルなお花まであります。
食器棚にあるグラスに一輪の花を生けてテーブルに飾る。シンプルなお皿に水を張ってお花を浮かべる。飲んだお酒のボトルにお花を挿してみる。お家にある日用品にお花を挿してみる。
普段は肩ひじ張らずに、気軽にお花のある生活を楽しんだらいいんです。そして「ここぞ!」って時には、自分で出来なければ、出来る人に頼んだらいいじゃないですか。
無理に自分でしなくてもいいし、興味があるなら誰かに教えてもらったり挑戦してみるのも楽しいです。
お花を核にして、その時その時に合わせて楽しむことが出来るのが、「いけばな」です
お花を生けて楽しむ。お花のある空間を楽しむ。お花を話題にできる会話を楽しむ。こんなに素敵な「贅」を、手軽に楽しむ事が出来るものは、いけばなの他にはないと思います。
今月の末(10月28日(土)29日(日))に開催する、光風流の関係者限定イベント「花宴 HANAUTAGE」も、正にいけばなを核にして楽しむイベントです。
この「花宴」ですが、いけばな展ではなく祝賀会でもありません。では何かといいますと、いけばなを核とした複合イベントになります。平たく言えば「いけばなで遊んじゃえ~~」です。
まず全体的には、オペラや歌舞伎のように幕と場で構成をいたします。なので1幕1場とか1幕2場というような感じです。
そしてそのそれぞれの幕場にタイトルをつけて、そのタイトルをいけばな作品やいけばな作品を生けるアクションで表現し、物語として作り上げ、この度のアクションを行なってくださる皆さんを演者とし、見にお越しくださった光風流と関係者の皆様を観客として、舞台として楽しんでいただく事が出来るようにしたいと思っています。
ちなみにこの花宴は大道芸的要素も取り入れ、演者の前には箱を置いて観客の皆様からの「おひねり」を入れていただく事が出来るようにもしたいと思っています。
なので演者の皆様には、ご覧くださっている皆さんが「おひねり」を入れたくなるような、デモや作品、そして時間になるように準備をしていただきたいと思っています。
そして観客の皆様には、見ていて「おー!」と思ったり「すごい!!」「ええやん!!!」って思われるたびに「おひねり」を入れて差し上げていただきたいのです。なので1,000円札を沢山準備してお越しくださり、どんどん「おひねり」を入れていただければ嬉しいです。
なおこの「おひねり」は、みなさんが入れてくださった全額を、その幕場を担当されている皆様にお渡しさせていただきます。なのでその意味で言うとこの「おひねり」は、出演されている方の出演料という事にもなりますので、来場くださる皆様は沢山おひねりを用意してお越しくださいね。(特に支部役員や指導者の先生は、必ず会場で応援してあげてくださいね〜)
※このイベントは「限定」の催しです。光風流や光風流に関係する皆様で、インビテーション(招待状)をお持ちの方のみご入場いただく事が出来ます。
花宴の最終幕は、全員が演者であり観客になって楽しむ機会です
花宴は全4幕で構成されているのですが、1幕から3幕までは先に書いたような内容になります。そして最終幕となる第4幕だけは趣がガラッと変わって、そこにいる全員が演者であり観客になります。
まず第4幕では、お食事と飲み物をご用意させていただきます。そしてそのお食事をとりながら、色々なイベントやアクションを行なうようになります。
なので時には演者になったり観客になったりしながら時間が過ぎてゆくようになります。
ちなみにイベントやアクションは、当日会場にて発表しますので、当日までワクワクしながらお楽しみにしていただきたいと思います。
なお第4幕は飲食を行ないますので、ご来場のご希望は事前にお申込みいただくようになっております。
なお飲食費はお1人3,000円となっており、先生を通じて各支部にて取りまとめの上お申し込みください。
詳細は各支部長さんか本部常任理事、もちろん私にも遠慮なくお問い合わせください。
※大切なことですのでもう一度申し上げます。このイベントは「限定」です。光風流や光風流に関係する皆様で、インビテーション(招待状)をお持ちの方のみご入場いただく事が出来ます。
花宴のご案内
内藤正風家元継承30周年記念
「花宴 HANAUTAGE」
とき・・・10月28日(土)~29日(日)
ところ・・光風流本部いけばな教室
このイベントは光風流で学ばれている皆様と関係者のみの催しです
◎10月28日(土)
11時~
一幕一場 宵祭り
出演者 岸本一風、尾上昇、安室弘一、近藤花、近藤桃
一幕二場 心に宿る花の記憶
出演者 長谷川弘甫、藤原敦甫
12時30分~
二幕一場 源流の探求
出演者 松岡佑甫、堀和甫
二幕二場 使命と継承
出演者 服部きよ甫、今村眞由甫、今村佳甫
◎10月29日(日)
10時30分~
三幕一場 花の道と心の旅
出演者 和田由香甫、平林恵莉甫、古家さやか
12時~
四幕一場 誇りと絆の饗宴
※大切なことですのでもう一度申し上げます。このイベントは「限定」です。光風流や光風流に関係する皆様で、インビテーション(招待状)をお持ちの方のみご入場いただく事が出来ます。
上手に生けるとか綺麗に生けるなんて考える必要はないです。花のある空間を楽しむ、そしていけばなをツールにして楽しい時間を過ごす、そんな機会を光風流の皆様と共に過ごしたいと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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