トイレは「この世とあの世をつなぐ特別な場所」なので、お花を飾る相応しい場所でもあります。
目次
おはようございます。
光風流家元 内藤正風です。
突然ですが、お花飾ってくださっています?
忙しくて。。。
器無いから。。。。
飾る場所無いから。。。。。
そんなあなたに今日は「ちょぼアイデア」を一つ。
お家の中でお花を飾るのに一番適している場所ってどこかわかりますか?
玄関?
リビング?
いえいえ、もっと最適な場所があるのです。
それは・・・・・
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「トイレ」です!!
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えぇ~!!トイレ???って思われたあなた、トイレこそお花を生けるに相応しい場所なんですよ。
ちなみに光風流本部いけばな教室のトイレには、今こんなお花が入っています。
トイレはお家の中で一番気温が低いのでお花が長持ちする
トイレには暖房設備が無い場合が多いです。
また暖房設備があっても、トイレに入られている時間だけスイッチを入れられている場合がほとんどですから、そんなに気温が高くならないですよね。
気温が低いという事は、お花が長持ちする要素を備えている場所って事なのです。
トイレには水回りがあるので、お花の水替えが簡単
トイレには必ず水回り(手を洗う場所)があります。
お花を生けても水替えが・・・って言われる方が結構多かったりするのですが、水を捨てて水を入れるって作業も、トイレに行って手を洗うついでにサッサっと水替えが出来ちゃいますね。
水替えが度々できるって事は、お花も長持ちするって事なのです。
トイレは「この世とあの世をつなぐ特別な場所」
日本ではトイレって「この世とあの世をつなぐ場所」と言うように古来から考えられていて、特別な場所と位置づけられています。
少し前に「トイレの神様」って植村花菜さんの歌が流行りましたよね。
若い人は知らないかもですね。
知らない方は、こちらでご覧になってくださいね。
日本は八百万(やおよろず)の神々の国であり、全てのものに精霊が宿る
日本は八百万(やおよろず)の神々の国であり、全てのものに精霊が宿るという考えたかをします。
なので、お家の中でも、仏壇や神棚と言う場所だけではなく、台所には台所の神様、トイレにはトイレの神様と言うようにすべての場所やモノに、神様が居られるのです。
そして、どの神様が偉いとかではなく、全ての精霊に畏敬の念をはらい大切にします。
その中でも特にトイレは、昔から格別な場所とされて、この世とあの世がつながる場所と言われています。
最近は聞かなくなりましたが私が子どもの頃には、
◇トイレで便器に唾を吐いてはいけない
◇トイレで咳払いをしてはいけない
◇トイレに裸で入ってはいけない
◇トイレで外と中で話をしてはいけない
など親から注意されましたし、色々なところでも聞きました。
また家相としても、トイレは建物の鬼門(北東)の方向に作ってはいけないとも言われています。
鬼門とは鬼がやってくる方向として考えられており、この世とあの世のつながる場所を鬼のやってくる方角に作るだなんてそんな危ない事をしちゃいけないよ!って事です。
この様に日本では、古来よりトイレは特別な場所と言う考え方と、この特別な場所を大切にしないといけないと言う考え方が伝えられているのです。
こういう事を知ると、トイレにお花を飾ると言う事がいかに大切かと言う事もご理解いただく事が出来るのではないかと思います。
トイレにお花を飾ると、知らず知らずのうちに綺麗にしようという気持ちが起こります
「お花を飾る」と言う事は、行為としてはたったそれだけのことかもしれません。
しかし「お花を飾る」と、今まで気にならなかった汚れが目に付くようになったり、今まで気にならなかった臭いが気になってきたりしてきます。
トイレを綺麗にしなさい!!って口うるさく毎日言っても「また言ってるよ~。。。」ぐらいにしか思ってもらえなくなっちゃいますが、お花を生けてしばらくしていると、自然に、今まで以上にトイレが綺麗になってきます。
是非一輪挿しで結構です。トイレにお花を飾ってみませんか。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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