お正月の期間って、いつからいつまでかご存知ですか?
のんびりとした正月を過ごしている、光風流家元 内藤正風です。
今日は、このブログを書いたり、仕事の準備をしたりアイデアを練ったりしながら、ゆったりとした一日を過ごしました。
「松の内」とは注連縄や門松を飾っている期間の事です。
ところで皆さんは、いつまでお正月をなさっていますか。
って言っても単純に言うと、「正月」=「1月」って事になっちゃいますので、ここでいう正月とは「松の内」のことです。
お仕事の始まる前日ですか?
3が日ですか?
。。。。。。。。。。
ブブ~・・残念です。
「松の内」とは注連縄や門松を飾っている期間の事を言います。
注連縄や門松を飾っているという事は、正月(松の内)の期間中であるという事になります。
松の内の期間って、その地域やお家によって違っているようです。
一般的に一番多いのは15日までと言う方ではないでしょうか。
15日の夜に「どんど焼き(左義長)」をされる地域も多いですね。
注連飾りや門松などを焼く火祭りが行われて、このどんど焼きで正月が終わるという事です。
7日までというのも結構お聞きしますね。
これは江戸時代に7日までを松の内とするっていう決まりが幕府から出されたことに由来しています。
まあ15日といえば月の半分ですから、そんな時までもお正月気分で浮かれているな~!!って事なんでしょうね。
ほかにも20日までってところもあるようです。
「二十日正月」って言葉もあり、昔は20日には正月のお料理やお餅などを全部食べてしまう風習があったり、体のアラ(頭や骨)で粕汁を作って食べる風習があったそうです。
ちなみに私は、ブリのアラの粕汁が大好きです(笑)
お休みとお正月(松の内)は全く関係ありません。
ちなみに、お正月(松の内)というのは、その年の歳徳神と私たちが一体になる神事の期間と言う事が出来ます。
なのでお正月は単なる連休、すなわちお休みの期間という事では決してないのです。
年末年始は、年末は新しい歳徳神をお迎えする準備のための期間、年始はその年の歳徳神と私たちが一体になる神事の期間なのです。
ってことで、注連縄や門松を外した日がお正月(松の内)の終わりという事になります。
お仕事の始まった日は、お正月(松の内)とは全く関係ないのです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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