「昔はよかった」という考えは思考停止の証です。なぜなら過去は懐かしむものではなく学びやヒントを得るものだからです
こんにちは、内藤正風です。
今日のお昼は先輩や仲間とランチをしてきたのですが、楽しかったです。未来に向けての話とか知らない情報を教えて頂いたりする時間って、あっという間に過ぎてしまうくらい楽しく充実しています。
そんな中で、いつも私が思うことがあります。それは「過去は懐かしむものではなく学びを得るものだ」という事です。
過去をいくら懐かしんでも何も生まれない
よく耳にする言葉に「昔は良かった」という台詞があります。この言葉を聞くと私は「あ~この人はもう現在や未来には意識が向いていないんだなぁ」って感じています。
例えば ”いけばな” で例を挙げるならば「昔は若い女性はみんなお稽古に来ていたのに」とか、「昔はみんなお免状を取得していたのに」とかって感じです。
こういう類のこの言葉を口にされる方の軸足は、完全に昔にあるのです。その結果「昔は良かった」という思考になってしまっており、今をどうすればよいのかとか未来をどうしたいのかという思考に結びつかなくなってしまっているのです。すなわち思考停止の状態ですね。
過去は ”学び” や ”ヒント” を得るためにある
昔をいくら懐かしんでも、今目の前で起きていることが変化する事なんて無いです。ってか思考停止しているんだから、今目の前で起こっていることがもっと状況を悪くしてしまう可能性はあるでしょうね。
では過去はどういう存在かというと、学びやヒントを得るためのものだと私は思っています。というのも私の基本的な考え方は、歴史は繰り返すという事、そして世の中は常に進歩しているという事の2つだからです。
例えば女性のミニスカートは何年かに1度流行しています。これは歴史は繰り返すという事です。
そして何年かに1度のミニスカートの流行の時には、過去と同じものが繰り返しているのではなく、最新の価値観や社会情勢などが反映されてたものが生まれているという事です。これは世の中は常に進歩しているという事です。
なので私は、世の中はバネの様に螺旋しながら進んで行っていると考えています。すなわちグルグルと歴史を繰り返しながら、同じところに戻るのではなく先に進んで行っているってイメージです。
今を全てまず受け入れることが、未来を考えるスタートです
これからどうしたらいいのかを考えるにあたってまず一番最初にするべきことは、今目の前で起こっていることをそのまま全てマルッと受け入れるという事です。好きも嫌いもありません。良いも悪いもありません。自分の好みや感情はいったん横に置いておいて、とにかくすべてを受け入れるのです。
だって今起こっていることを全部無条件で受け入れることが出来てこそ、正しい判断をすることが出来るのですし思考が回り始めるのです。そして、過去からヒントやアイデアのもとを探したり、これからはどうなってゆくのか、どうしたらいいのかを考えればいいのです。
ってことで、今日はランチから帰ってきて思ったことについてブログを書きました。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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