最先端である必要はないでしょうが、変わろうとする意識こそが生き残るためには必要なのです
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
昨日は光風流本部いけばな教室で、講習会三昧の一日でした。そんな中、1つのクラスで「掛け花」をお稽古していただく中で、「掛け花という手法は、古来より存在しています。そのような中で、床の間の一般家庭への普及という住宅環境の変化によって、お花を置いて飾るという事が主流になりました。しかし現在、床の間の無いお家が主流になり、その様な中で掛け花の活用範囲が広がってきている。」というお話をさせて頂きました。
そんな中で改めて思ったのです。「世の中って時代に合わせて変化することが求められているけれど、大切なのは ”変化する事” ではなく「変化しようとする意識」だな」と。
今日はそんなことについて、ブログを書きたいと思います。
世の中は常に移り変わっている
いつも言っている事ですが、世の中は常に移り変わっています。色々な技術は日進月歩です。なのでそれに伴って、世の中便利になってゆきます。世の中が便利になるという事は、その恩恵を享受している人間の考え方や価値観も当然変わってゆきます。これ当然の事ですよね。
近年の世の変化の中心的存在として「スマホ」を挙げることが出来ます。スマホのお蔭で、いつでもどこにいても映画を見たり音楽を聞いたり出来ます。話をしていたり読み物をしていたり動画を見ている中で、意味の分からない言葉などが出てきたらすぐに調べることが出来ます。スマホ一つあれば電車に乗れるし買い物もできます。こんなの20年前にはできませんでした。
たった20年で、世の中むちゃくちゃ変化しているのです。それが良いとか悪いとかではなく、それが現実であり真理であるという事なのです。
時代の感覚は常に移り変わっていますが、進化しながら螺旋しています
時代の感覚って常に移り変わって行きます。そしてそれは進化しながら螺旋しているように私は感じています。
例えば毎年服の流行は変わっていますよね。メイクも少しずつ変わって行っています。「今年の流行の色」みたいな感じで。そんな中で、例えばミニスカートは定期的に流行が来ていますし、長いスカートも定期的に流行が来ていたり、ズボンのすその幅が太くなったり細くなったりと、繰り返しているのは明白です。がしかし、一番最初のミニスカートの流行と、その次のミニスカートの流行は、全く同じものではなく進化していました。つまり以前の流行に戻った「循環」はなく、以前が再来したように思わせながらレベルアップしている、いうなれば螺旋している状態だと思っています。
これは全てに言うことが出来ると思っています。少し前から取り上げられている「オーガニック」も、これってほんの150年ほどさかのぼれば、科学的な肥料や薬品なんて皆無だったのですから昔はオーガニックしかなかったのです。なのでその意味でいうと、進化しながらいろんな選択肢が増えた状態の中で、オーガニックの価値を改めて見つめ直されるようになり、すなわち以前のオーガニックよりも進化し元に戻ったと言えると思うのです。
「変化」こそが生き残りのキーワード
時代は変化しています。これは事実です。そのような中で「昔はこうだった。」とか言ってもどうしようもないと思います。だって良いとか悪いとかではなく、それが現実なのです。それも今やものすごいスピードで変化していっているのです。
なのにそんな中で、実績や経験豊かな人ほど、それまで自分たちが行なってきた「過去」を肯定的に捉え、変化し続けている「現在」を否定的に捉える人が多いように感じるのは私だけでしょうか。
ダーウインが進化論の中で「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」と言っているように、生き残りたければ変化するしかないのです。
最先端である必要はないので、変わろうとする意識こそが必要
いま時代は「令和」です。昭和でも平成でもないのです。つまり私たちが今までスタンダードだと思っていたものが、いつの間にか過去のモノになっちゃう時代です。
時代の最先端を行く必要はないでしょう。がしかし、時代の変化の中で「変わろう」とする意識を持つ必要は絶対にあると、いけばなを通じて改めて私は思うのです。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。




