私どもで開催している講習会では「オンライン受講」や「動画受講」も出来る様になっており、これは0か100かの思考からは生み出すことはできません
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日は朝から午前中に1クラス、午後から1クラスの講習会を光風流本部いけばな教室で開催しました。皆さんお帰りになられましたので、とりあえずパソコンに向き合ってブログを書いています。
私どもで開催している講習会には、リアル受講だけではなく「オンライン受講」と「動画受講」があります
私ども光風流家元が開催する講習会は、「オンライン受講」と「動画受講」も出来る様になっています。
「オンライン受講」というのは、その名の通りzoomなどを用いて講習会と同時刻に、ご自宅など他の場所においてオンラインで講習受講が出来るものになり、「動画受講」というのは、開催した講習を録画した動画を見ながら後日に講習受講が出来るものになります。
「オンライン受講」は、コロナの陽性になったり濃厚接触者になった場合においても体調が良い場合には、事前に花材をお渡ししておきご自宅などで講習受講をしていただく事が可能になりますし、「動画受講」は、所用で講習会当日に受講することが出来ない場合でも、別の日に動画を見ながら講習会を受講していただく事が可能になります。
したがって「オンライン受講」と「動画受講」を導入してからは、講習会を受講することがどうしても出来ないという事が極めて少なくなった思います。
「オンライン」や「動画」は万能薬ではない
とはいえ、「オンライン受講」と「動画受講」は万能というわけではありません。
リアルでその場で受講していただくのとオンライン受講や動画受講を比較すると、リアルでその場で受講して頂くほうが価値が格段にあるのは言うまでもありません。作品を生けている時にその都度指導を受ける事が出来る、他の方が生けられている作品を見て参考にすることが出来る、その場の雰囲気を肌で感じる事が出来る等々やはりリアルの価値が圧倒的なのは言うまでもありません。
ではなぜリアルと比べると足りない要素がある「オンライン受講」や「動画受講」を導入しているのかというと理由はたった1つです。それは講習会を欠席して学びがゼロになるよりも、「オンライン受講」や「動画受講」によって、たとえ5でも10でも学びを得て頂く機会にしていただきたいと思うからです。
0⇔100思考からは何も生まれない
私は物事について、”0か100か” や ”白か黒か” で考えるべきではないと思っています。だって数字で例えるならばゼロから100の間には1から99までの数字が存在しているのですし、白と黒の間には限りなく白に近いグレーから限りなく黒に近いグレーまで存在しているのが、世の実情だからです。
なので講習会においても、「会場に来れない人は学びは0でも仕方がない」という考え方ではなく、「たとえ1でも2でもよいので学びや経験を得ていただく事が出来る方法を取り入れ行ないたい」と思うからです。
不足を言えばキリがありません。オンラインでは○○が出来ないから。。。動画では○○だから。。。。。いくらでも不足や不平不満を言うことが出来ます。
しかしそんな事を言って不足や不平不満を並べて ”無いものねだり” なんてしていても、建設的な事は何一つも無いと思うのです。だって、もっと速く走りたいと思っても今の自分の能力以上には早く走ることはできません。物忘れをしないようになりたいと思っても眼鏡をかけたまま眼鏡を探したりするのが人間なのです。
だったら足りないところは足りない部分としておいて、その中でたとえ1でも2でもプラスになる部分に目を向け役立てていったほうが絶対に良いと思うのです。
講習会を開催しながらそんな事を思ったので、今日のブログで取り上げてみました。
内藤正風PROFILE
![内藤 正風](https://naitoseifu.com/wp-content/uploads/2017/04/pf300x200-iemoto-150x150.jpg)
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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