追善法要では過去を懐かしむのではなく、夢を語り合い妄想しワクワクできる楽しい時間にしたいと思っています

こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は兵庫県議会議員の不在者投票に行ってきました。

1人1票、たった1票かもしれないけれど、その1票は大切にしたいと思うのです。
で、誰に投票したかですって?
そりゃ~、毎年、光風流の新年会やいけばな展には必ず駆けつけてくださり、「文化」に目を向け大切にしてくださるこの方に投票させていただきました。

今年の新年会でもお世話になりました。

流祖追善法要の準備も整ってきました

4月19日は光風流の流祖の命日になります。そして毎年この日には、光風流をこれまで支えてきてくださった先生方の物故者と流祖のお祀りを行なっています。
そんな中今年は、流祖の27回忌になりますので「追善法要」と「追善いけばな展」を開催することになっており、昨年より準備を進めてまいりました。

今日は追善法要のケータリングの打ち合わせを、光風流本部いけばな教室において実際に会場を見て頂きながら行ないました。
とはいえ10年前の17回忌の時も同じようにケータリングでお世話になっているので、軽く確認とチェックって感じでとてもスムーズに終える事が出来ました。

追善会にご参列下さる皆様、楽しみになさって下さいね。

法事は、故人を理由にしてみんなが集う機会です

追善会というと分かりにくい方もあるかもしれませんが、一般でいう法事だとご理解いただければ結構です。しかし法事というと、マイナスなイメージを持たれる方も多いかもしれませんね。
確かに一周忌や三周忌というような亡くなられてからまだ期間があまり経っていないような法事は、追悼という意味が強いと思います。しかし年忌を重ねれば重ねるほど、追悼という意味合いは弱くなってくると思うのです。

そしてこの追悼という意味が薄くなってきてからこそが、法事が果たすべき役割があると私は思っています。それは何かというと故人を理由にしてみんなが集うという事です。

兄弟や従妹や濃い親戚であっても、離れて住んでいたりすると中々出会う機会が無かったりします。あるいは近くに住んでいても親戚だからという理由だけでいつもいつも出会うという事も少ないのが実情だと思います。
そんな中で定期的に法事があり、久しぶりに関係する人たちが集うというのは、それだけで大きな意味があると思うのです。

だって故人からすると、自分の子や孫、そして縁者が集まってワイワイいってくれているというのは、絶対に嬉しい事に間違いないからです。

過去を懐かしむのではなく未来を語り合う機会にしたいと思っています

法要って言うと=追悼って感じに捉えられがちですが、私は追悼は確かに大切なことだとは思いますが、あまりそこばかりに意識を向けるのもチョット違うかなと思っています。
だって亡くなった方よりも後に残された人たちのほうが大切なのは言うまでもない事ですし、その意味で言うと過去に執着していたのでは前に向いて進んでゆく事なんて出来ないのですから。

なので4月19日に開催する追善法要は、今を頑張っている者が集まって未来を語り合う機会にすることが出来れば良いなぁと思っています。
その為には美味しいお料理を食べながら、実現できるとか可能性があるとか出来るとか出来ないとかそんな事はどうでもいいので、夢を語り合い妄想しワクワクできる楽しい時間にしたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。