「YOROZUsalon」が7回という回数を重ねて思う、”回数を重ねる事の意味” と ”慣れの良い面と悪い面” について

おはようございます。YOROZU salonから一夜明けた、内藤正風です。

今回のYOROZU salonも超絶楽しかったです。新しい出会いがあったり、始めてお越しくださった方があったり、次の企画に向けた打合せがあったりと、今回も盛りだくさんな内容だったと思います。

回数を重ねるという事の意味

「勝って甲の緒を締めろ」ということわざもありますように、良かった時こそ逆に気を付けないといけない事が沢山あるのも事実だと私は思います。
そんな中で今回私が思ったのは、「回数を重ねる事の意味」という事です。

単発のイベントならば、その時が好評だった。良かった良かった。で良いかもしれません。しかし回数を重ねてゆくという事は、回数を重ねる事によって生まれてくる実績や可能性というものがそこに無くてはならないと思うのです。
言い方を変えると ”悪い意味での慣れ” に入ってしまわないようにするという事です。

人は慣れる生き物です

人は慣れる生き物です。そしてその慣れは良い事にも悪い事にも起こってきます。特に悪い方向への慣れは意図せずに起こってきがちです。
そんな回数を重ねる事によって起こりやすい慣れの代表は「マンネリ」です。

いつもと同じ時間、いつもと同じ場所、いつもと同じ内容、いつもと同じメンツなどなど。。。いつもと同じことを繰り返すことによって慣れるという側面がでてきます。
最初は、どうしたらいいか、どんなイメージで進めたらよいか、どんな場所なのか、どんな反響なのか、何から何まで全てが解らないことだらけで、ドキドキしますよね。
そんなドキドキ感から、想定できる限りの準備をしようと思ったり自分の強みをどうやったら皆さんに伝える事が出来るかを考えたりもします。
しかし慣れてくるとそういうドキドキ感が無くなってくるので、そういう想定や準備が「まぁ○○なかんじだよね~」みたいになって、自分の目いっぱいを注ぎ込まなくなってきちゃったりします。

で、結果そうなってしまうと、自分の成長も緩やかになってしまうってことに結びついてしまうのです。

いまこそ自己改革のステップです

YOROZU salonも第7回を迎え、回数から考えれば中々な慣れっぷりだと思います。
もちろんいい意味での慣れ、例えば出展者同士の関係性の深まりや友情の増大、出展ブースの準備やかたずけの慣れ、あるいはお越しくださる皆様との関係性の広がりなどはこれからももっともっと大切にしてゆかなければならないと思います。

しかしながら、なぁなぁになってしまっている部分も確実にあります。それは出展者の皆さん同士でなぁなぁになってきている部分と、出展者個々の内面における慣れによって起こっている部分の両方があると思います。

例えばYOROZU salonを開催するにあたって、事前ご予約はどうだったでしょうか。これまでと比べて増えていますでしょうか、減っているでしょうか。
あるいは他の出展者のところにお越しになられている来場者の方が自分のブースを覗きに来てくださったときに、どれだけの力を注ぎ込んで対応したり自己アピールをしたりなさったでしょうか。今回お越しくださったり覗きに来てくださった方に、次回開催のYOROZUでは自分のブースにもお越しくださるように繋がりになるネタ撒きをされたでしょうか。

YOROZU salonは挑戦や成長したい人を応援しています

3カ月に1度みんなが集まって、顔を合わせたりワイワイいったり近況報告をしたりするのはとてもいい事だと思います。しかしながら「YOROZU salon」はみんなが”わ~い”って集まりワイワイいうだけの場ではありません。

自分の可能性の扉を開くためのチャレンジをしたり、日常の業務の中では行なう事が出来ないテスト的なことに取組んだり、他の人のされている事からアイデアを盗み取ったり、新しい出会いを通じて自分のネットワークをひろげたりしながら、自己成長や自己改革の機会として、何かしらのプラスを毎回持って帰っていただきたいと思っています。

そんな「YOROZU salon」を次回は、5月21日(土)に開催いたします。
の時には、今回よりもまた一段と成長やパワーアップした出展者の皆さんとお越しくださった皆様の楽しい時間をお過ごしいただきたいと思います。

どうぞお楽しみになさってくださいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。