事前準備をしっかり行なうからこそ、各部が独自の判断で正しく動くことができ、最高の結果を出す事ができるのです

こんにちは、内藤正風です。

昨日は私共光風流の新年会を開催しました。

オミクロン株による感染者の増加が続いており、新年会が来週とか再来週だったら、開催する事ができなかったかもしれないなあと思い、ホッと胸を撫で下ろしています。

光風流新年会は実行委員会を毎年立ち上げて企画運営しています。

光風流の新年会は「新年会実行委員会」という組織を立ち上げて開催しています。
この実行委員会は、光風流で学ばれている経験の浅い方や中堅の皆さんの中から選抜して委員になっていただく形で、企画運営を行なっていただいているのす。

なぜこういう形をとる様にしているのか一言で言うならば、マンネリ化しないようにするためです。
組織というのは毎年行う様な事業ではどうしてもマンネリ化してしまいます。
そしてこのマンネリというのは、計画する側にも参加する側にも悪い影響が出てきますので、新年会がマンネリ化して形骸化しないようにどんどん新しいアイデアを取り入れて行くために、この様な形をとっているのです。

みんなの力が結集した光風流新年会

これまで光風流の新年会は、光風流本部いけばな教室の研修場において行なってきていました。

しかし一昨年からのコロナ禍で、光風流本部いけばな教室において新年会を開催するのは、感染防止対策の観点から見て万全な形をとることが難しいので、ホテル日航姫路を会場にして昨年の新年会から開催することにしたのです。

しかし昨年の新年会は、前年末からの感染者数の増加により緊急事態宣言が発出される様になり、飲食を伴わない形にして人数制限を行い「年始礼」という形で光風流本部いけばな教室の研修場で開催をいたしました。

なのでホテル日航姫路で新年会を行うのは今回が初めてとなり、様子がわからないというか全てが初めての中での開催でしたので、準備や当日の運営など新年会実行委員会の皆さんや役員の皆さんの力を結集して催した新年会となりました。

容易を万端整えておけば、後はその場その場に合わせて自由に対応することが可能になります

今回の新年会では、式の進行をまとめた「式次第」だけではなく、場面の変化やセリフや動作などを書いた「シナリオ」と、時間ごとの動きをまとめた分刻み(中に一部は秒刻みもありました)の「タイムスケジュール」も用意して、リハーサルも行なった上で当日に臨みました。

なぜここまで行なったのかというと、先ほども書きましたように初めての会場だということ、そしてコロナ禍での開催なので出席された皆さんが会話をせずに食事をしながら舞台上で行なわれていることを楽しみながら食事をしていただく事ができるような内容にしたこと、加えて今回の新年会は2時間という時間の制約がありその中で全てを終えなければならなかったからです。

なので、基本的なシナリオやタイムスケジュールを用意した上で、予定よりも時間が長くかかった場合や逆に予定よりもスムーズに進んだ場合などあらゆる場面を想定した準備を行ない、その上で当日は各部を担当されている先生方がそれぞれに判断をしながら自由に動き、そして最高の結果が出るように容易万端を整えておいたのです。

事前の準備の大切さを改めて痛感した新年会

昨日の新年会は自分で言うのもなんですが、大盛況、大成功だったと思います。
そしてこんなにも素晴らしい機会にすることができたのは、新年会実行委員会の皆様や役員の先生方がものすごく細かいところまで準備を行なってくださった事と、当日も1時間半前から会場でリハーサルを行ない最終確認を行なってくださったからに他なりません。

いや〜、ほんと今回の新年会では、事前準備の大切さを改めて痛感する機会になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。