成長のレベルによって学びは変わってくるのですが、それは学びは与えられるものではなく自ら気付く学びこそが大切だからです
こんばんは、内藤正風です。
今日は午前中は事務や片付けなどでゴソゴソし、午後からは教室でお稽古を行ない、先ほど光風流本部いけばな教室に帰ってきました。
いけばなのお稽古は気付きがいっぱい
いけばなをお稽古していると、生徒さんには毎回何かしらの気付きがあります。ちなみにそれは私の指導力が大きいからではなく、生徒さん自身が成長に合わせてアンテナが立ってくるからなのです。
これってテレビに例えると分かりやすいと思います。
テレビの電波って目には見えませんが、私たちの周りには沢山飛び交ってします。そんな電波ですが、テレビがあるから全てを見ることが出来るのではなく、必要なアンテナを立てなければ見ることが出来ませんよね。
地上波なら地上波のアンテナを、あるいは衛星放送が見たいならば見たい衛星放送がBSならばBSのアンテナをCSが見たいならばCSのアンテナを立てないと見ることが出来ません。
このアンテナに当たる部分が生徒さんの成長に合わせたアンテナにあたるのです。
成長のレベルによって学びは変わってくる
いけばなは同じお稽古をしていても、生徒さんのレベルや経験によって学びや気付きは全く違ってきます。
初心者には初心者の気付き、中級者には中級車の上級者には上級者の気付きがあります。そしてその人の経験によっても、同じステップの方であっても気付きはいろいろに変わってきます。
すなわち見るポイントや、気になる部分が無限に変わってくるという事なのです。
前回のお稽古と今回のお稽古で見るポイントが違ってきたり、前回までは話を聞いていてもよく分からなかったことが今回はスッと理解が出来たりしてくるのです。
学びは与えられるものではなく、自ら気付く学びこそが大切です
なのでこのようにして考えると、「学び」とはいくら沢山与えられても身につくものではなく、自らの成長のレベルに合わせて気付いてゆくものだと言っても過言ではないと思います。
まずは分からないなりに全てを受け入れてゆく。そして自分のレベルが高まるごとに、「あっ!そういう事か~」と気付くことによって、はじめて身につき自分のものになってゆく。というステップを踏んでゆくのです。
今日の教室ではそんなことを生徒さんとお話したので、ブログで取り上げてみました。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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