いけばなイベント「WA音華座」で行なう、加西市吹奏楽団とのコラボレーションテーマが決まりました

こんにちは、内藤正風です。

数字って続くと、なんか得したように気分になるのは私だけでしょうか。2022年2月2日、これで今日の22時22分になったら最強ぞろ目の完成ですね。

5月に開催する「WA音華座」は、イベントを開催するまでの様子も皆さんにご覧いただけるようにしています

5月21日(土)22日(日)に加西市民会館ホワイエにおいて開催する私のイベント「WA音華座」は、あらゆる意味において一般的にイメージされるイベントやいけばな展とは全く違う中で開催をしてゆきます。
そんな中の一つとして、普通イベントって開催される日にその会場に行って楽しむっていうのが普通ですが、この「WA音華座」では、開催に向けて私が今どんなことをしているのかイベントを開催するまでの準備の進み具合や私の試行錯誤の様子なども、そのまま皆さんにご紹介させていただいています。

そんなBlogを今年に入ってから2本アップさせていただき現状報告をさせていただいていますが、今日は新しい進展があったのでその事についてご案内させていただきたいと思います。

ちなみにこれまでの進捗の様子をご案内させていただいたブログをまだご覧になられていない方は、こちらをご覧いただければこのイベントに関する私の思いや思考や判断などを知っていただく事が出来ると思います。

私の還暦を記念した、加西市吹奏楽団とのコラボいけばな展「WA音華座」を開催します

加西市吹奏楽団とのコラボいけばな展「WA音華座」の、開催日程と会場を決めた経緯をご紹介します

「WA音華座」はいけばな展ではありません。化学変化を起こす場所として開催します

「WA音華座」は ”いけばな” のイベントです。とはいえ一般的に皆さんが認識されているいけばな展とは全く違う形になります。
まずこの「WA音華座」では加西市吹奏楽団の皆様にお力をお借りして、吹奏楽と光風流いけばなの共演イベントとして開催いたします。とはいえ、いけばな作品のある所で演奏をしていただくだけなんて普通過ぎて面白くありませんので、吹奏楽の演奏と共にいけばな作品をその場で生け上げるデモンストレーションという形で行なう様にしています。

そして、単に音楽が流れているところでお花を生けるだけでは面白くありませんので、テーマを設けて、そのテーマに合わせた演奏といけばな作品のデモンストレーションを合わせる事によって生まれる化学変化をお楽しみいただくようにしようと思っています。

加西市吹奏楽団と光風流いけばなで引き起こす、7つの化学変化のテーマを紹介します

加西市吹奏楽団の皆さんと光風流いけばなでコラボレーションを行なうのは、7回7作品を計画しています。
この7回7作品は、5月21日(土)に4回4作品、そして22日(日)に3回3作品を行なう様に準備を進めています。
ちなみに7回7作品はそれぞれ違うテーマを設けて、そのテーマに合わせた曲の演奏といけばな作品の制作を行ない、当日会場にて音楽の演奏といけばな作品の制作の様子をご覧いただくようになります。

という事で、本日のBlogのメインである7つのテーマをご紹介させていただきます。

①以和為貴(わをもってとうとしとなす)
仲良く争わず協調することを何よりも尊いことであるという意味です。「和」とはすなわち同調ではなく協調。
わたくし内藤はこのテーマを担当いたします。

②敢為邁往(かんいまいおう)
「敢為」は様々な障害があろうと物事をやりとげること、そして「邁往」は集中して突き進むこと。
どんな困難があろうと、目標に向かって屈することなくひたすらに突き進むという意味です。

③点滴穿石(てんてきせんせき)
「点滴」は水滴のこと、「穿石」は石に穴があくこと。
一滴の水であっても、何度も同じ場所に落ち続けることで、硬い石であっても穴をあけることができるという意味です。

④百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)
すでに百尺の竿の先端に到達しているが、それでもまだ一歩先へ進みつづけるという意味です。

⑤駑馬十駕(どばじゅうが)
優れた馬は1日に千里も走るが、のろい馬も10日走れば並ぶことができる意から、才能がない者でも努力すれば才能のある者に並ぶことができるという意味です。

⑥不易流行(ふえきりゅうこう)
いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。新しいものを求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であるという意味です。

⑦百折不撓(ひゃくせつふとう)
「百折」は何回も折れること、「不撓」は絶対に心がくじけないこと。
いくら思い通りにならなくとも絶対にくじけずに歩みを進めてゆくという意味です。

WA音華座をどうぞお楽しみに

これからも「WA音華座」の企画や準備の様子を随時配信してゆきますので、お楽しみになさってくださいね。

*名  称 WA音華座

*日  時 令和4年5月21日(土)から22日(日)
       午前10時~午後4時(最終日は午後3時まで)

*会  場 加西市民会館 ホワイエ

*主  催 光風流家元

*演奏出演 加西市吹奏楽団

*後  援 加西市・加西市教育委員会・神戸新聞社・加西タイムス社・Newかさい社

*入場無料

*入場制限 コロナ禍の開催になりますので、完全予約制 + 人数制限を行ない、皆様に安心して展覧して頂くことが出来るようにいたします。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。