加西市吹奏楽団とのコラボいけばな展「WA音華座」の、開催日程と会場を決めた経緯をご紹介します
こんにちは、内藤正風です。
昨日のBlogで「私の還暦を記念した、加西市吹奏楽団とのコラボいけばな展「WA音華座」を開催します」をアップしたのですが、この企画への思いなどを書いていたら、日時とか会場とかを全く触れずにいたことに後になってから気付き、1人で苦笑いをしていました。
開催は5月に予定しています
「WA音華座」は加西市吹奏楽団の皆様とのコラボイベントです。なので気候の良い時が良いのではないかと考えました。
だって夏だといくらクーラーがあるとはいえ、座っているだけで汗が出てくるような気温の中で力いっぱい演奏をしていたら、それだけでも倒れそうになってしまうでしょうし、冬はいくら暖房を入れていても足元から冷えが上がってきますし、そんな中で演奏するのも絶対にストレスだと思うのです。
なので春から初夏か、あるいは秋から初冬くらいが良い時候かなと思い、どちらにするのかを考えたのですが、今年の秋はいけばな展の予定が目白押しなので、春から初夏のあいだに開催することにいたしました。
という事で、いけばな展の日程は5月21日(土)22日(日)の2日間に決定しました。
普通じゃないいけばな展を開催するために
この「WA音華座」は、一般的に考えられたり良しとされる方法をとらずに、新しいチャレンジを行なおうと思っています。
そんな色々考えている中の1つとして、来場してくださる方の人数を制限しようと思っています。
何故そんなことをしようとしているのかというと、いけばな界だけに限らず一般的に何かイベントを開催するときには、1人でも多くの方にお越しいただく事が出来るように考えるのが普通です。
しかし一昨年からのコロナ禍以降、人がたくさん集まることが出来ない状況が続き、これからもいつそういう状況がまた起こるかも分からない状況の中にあります。そしてこのコロナが仮に収まったとしても、また別の新しい感染症が出てくるかもしれません。
なので「イベント=1人でも沢山」とか「少人数よりも大人数」とか「人数が多くなければイベントとして成立しない」というような固定概念を、180度変えてしまうくらいの事を行なわないといけないのではないかと、私は感じているのです。
ということで「1人でも多く」ではなく「1人でも少なく」しながら成立するいけばな展に挑戦します。
会場を小さい箱にしようとしたのですが。。。
そこでまず最初に、小さないけばな展にするためには会場を小さくしようと思って、当初は光風流本部いけばな教室の研修場を会場にしようと考えていたのですが、加西市吹奏楽団の常任指揮者の中橋さんと打合せをさせて頂いている中で、演奏してくださる方の人数が、土曜日のグループと日曜日のグループそれぞれに10人から25人くらいになると思うというお話をお聞きしまして、光風流本部いけばな教室の研修場を会場にするのは諦めました。
光風流本部いけばな教室の研修場も一応定員は100人のキャパがあるのですが、いけばなの作品を展示するスペースと加西市吹奏楽団の皆さん25人が楽器を持って演奏されるスペースを設けると、来場してくださる方に入っていただくスペースが全く取れなくなってしまいますので、いくら”小さいいけばな展”って言っても来場された方がほとんど入れない様ではダメですので、早々に変更することにいたしました。
ということで「WA音華座」は、加西市民会館のホワイエを会場とすることにして手配も完了をいたしました。
このイベントの成功の定義は、来場者の人数や展示する作品の数ではありません
とにかく一番大切なのは、このイベントを成功させるという事です。
とはいえこのイベントにおける成功の定義は、来場者の人数や展示する作品の数ではなく、どれだけ新しい可能性の扉を開いたり、人との繋がりを生み出したり強くしたかにあると思っています。
1番数字では表れにくい部分ではありますが、この部分でどれだけの成果を残すことが出来るのか、新しい事をどんどん取り入れて挑戦し実験しデータを取り、経験とノウハウにしてゆきたいと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。