庭に生えてきた ”草” を見て思った植物が持つ人智を超えた力と、地球上で最強なのは植物ではないかという事

こんにちは、内藤正風です。

先日初めて気付いたことがあります。それは。。。
光風流本部にあるプリンターですが、封筒を印刷するのに手差し給紙したら1枚ずつ挿さないといけないし、両面印刷しようと思ったら出来なかったのです。
えぇ~。。。一昨年くらいに購入したモノなのに、今時そんな事なんてあるの???
ほんとビックラポンです。

今日、封筒の宛名印刷を300枚くらいしたのですが、1枚ずつ挿しましたよ私。おかげで腰が不調です。

昨日、屋外でゴソゴソしながら思ったことがあります

昨日、とても天気が良かったので、朝から庭でブログを書いたり、ゴソゴソしていたのですが、ふと足元を見ると草が生えてきていることに気が付きました。
1か月くらい前に除草剤を撒いたので、まあそんなもんといえばそうなのですが、そんな中でふと思ったのです。「植物ってもしかして地球上で最強じゃないか」って。

植物のある所から始まり、植物に帰ってゆく

植物って地球上で太陽があたってわずかでも水分のあるところなら、どこにでも存在しています。高い山の上、南極、湿地、砂漠、岩地、放射能に汚染されているところ、世界中どこにでも生えています。除草剤を撒いてもしばらくしたら生えてきます。
火事などで半分燃えても、残り半分が生き残っていたりもします。

切り取っても、新しい枝が伸びてきますし、切り取ったほうの枝も挿し木などすれば根付いて育ってゆきます。
別の枝を他の根元に継いでも、融合して接ぎ木としてそのまま育ってゆきます。
植物は移動できないといいますが、種になってほかの土地に移動してゆきます。

そして、家が建てられている土地も、誰も住まなくなったら草や木に覆われてゆきます。
そうなんです。開墾して使っていても、使わなくなったらすぐに草木に覆われて自然に帰ってゆきます。

これって、人間や動物なんかよりも植物のほうが圧倒的に強いってことですよね。

人知を超えた力が「植物」には備わっている

ここでもう1つ、植物が地球上で最強だというのを裏付ける例として挙げたいのは、世界中で共通して神前仏前に花を手向けるという事です。
宗教や宗派を問わず神前に花をお供えしますし、亡くなった人に花を手向けます。この行為は見事なくらい世界中で共通しています。

すなわち植物は古来より人知を超えた存在として捉えられているという事ですし、畏敬の念を持たれている存在であるってことに他ならないのです。
だからこそ神前や仏前にお供えするに相応しいものと考えられているという事です。

植物を素材にしている「いけばな」とは何か

「いけばな」は植物を素材にしています。
ということは「いけばな」が本来持つ意味や価値は、とにかく綺麗であればよいとか何か形を作ればよいという手慰みとして存在しているモノではないと私は感じています。

植物が持つ人知を超えたパワーを戴き、植物からの教えを得て学びとすることで、いけばなを学ばれている全ての人が幸せになれるようにすることこそが「いけばな」のもつ意義なんだろうなと思います。

な~んて、なんか真面目に語っちゃいました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。