日本各地で新コロ感染者数が増えてきましたが、実は地方部では新コロに感染することよりも、もっと怖い事があるのをご存知ですか

こんばんは、内藤正風です。

明日からの連休を前にして、日本各地で感染者数が増えてきました。東京は238人、大阪は121人と報道されています。

神戸の教室のある元町商店街では、今週からこんな横断幕が掲示されました。

自粛を解いたら感染者数が増えるのは最初から分かっていたことだと思うのです

感染者数が増えるのは、緊急事態宣言を解除して自粛を解いた最初から分かっていたことだと思うのです。
だって、「新コロは無くなっていない。」「感染者数が減ったのはみんなが外出をしていないから。」という状況なのですから、みんなが出掛けるようになったら感染者数が程度の大小は別にして増えるのは最初から分かっていたことだと思うのです。

なのになぜこんな分かりきったことを、殊更に国民の恐怖心をあおることが目的のような報道をするのか、マジよくわかりません。

新コロに感染するのは怖いです。しかしもっと怖い事があるのを忘れてはいけません

新コロに感染するのは怖いです。だって高齢者や疾患を持っている人は重症化する可能性が高いだなんて聞いたら、自分だけではなく周りの人にも感染してほしくないですもん。

しかし実はこの新コロですが、地方部では感染する事よりももっと怖い事があるのにお気づきでしょうか。
それは。。。

コロナ狩り

アンド


正義警察

です。

地方部では、新コロ感染の流れの中に入ってしまったら、感染しているかどうかに関係なく抹殺されてしまう可能性があるのです

一番怖いのは、「感染しているかどうか」ではなく「感染の可能性がある」だけで抹殺されてしまう可能性があるという事です。

「Aさん」という方がおられるとします。
Aさんはご子息と同居で、ご子息の奥様とお孫さんが一男一女という家族構成だとします。
「Bさん」という方がおられるとします。
Bさんはご主人がおられて、高校生のお嬢さんがおられる家族構成だとします。

Aさんのご子息は毎日大阪の会社に勤められており、新コロ以降は用心のために自家用車で会社に通われています。
ある日会社に、出勤すると同じ部署で働く同僚が新コロに感染していることが判明し、その部署は2週間閉じる事となり、同じ部署で1日中一緒にいる濃厚接触者であるAさんのご子息は、ご自宅で2週間の自主隔離に入る事になりました。
そうなると当然、Aさんのご子息と同居されているAさん、奥さん、一男一女のお孫さんは、一緒に自主隔離に入る事になります。

そしてこのAさんのご子息の会社で新コロ感染者が出たことが判明した前日に、Aさんは”いけばなの講習会”に参加されていて15人の皆さんと一緒に3時間同じ部屋でお稽古をされていました。
そんな仲間の1人にBさんがおられました。

こうなると感染が疑われる人と濃厚接触をしたという事で、このBさんも感染の可能性があるという事で2週間の自主隔離に入らないといけないですし、当然同居されているBさんのご主人と高校生のお嬢さんも濃厚接触者として自主隔離をしなければならなくなります。

ここまではお分かりいただけましたか?
この物語に出てくるAさんの同居のご家族もBさんの同居のご家族も、この時点では感染者は1人もいません。
しかし感染の可能性があるという事で自主隔離に入るという状況です。

こうなった時に何が起こるかというと、隣近所だけではなく市内全域で「○○さんとこ新コロらしいで。。。」って話が流れます。感染したかもしれへんらしいよ。。。ではなく新コロらしいで。。。っていう感染したって言う決めつけです。
そしてその次に、こんなご時世ですのでBさんのご主人は仕事を失う可能性も出てきます。そして高校生のお嬢ちゃんはイジメにあう可能性も出てくるのです。

新コロは、感染の可能性があるだけの状態でも、人生を狂わせるかもしてない

特に地方部では、これからこういう事が本当に怖いなぁと思っています。

だって新コロは無くなっていません。
新コロはいうなればインフルエンザみたいなもんなんですから、どこで誰に感染するかなんてわからない代物です。
薬もワクチンもないのですから当分は今と同じ環境が続くってことです。

なので、人々の新コロに対する心のありようというか恐怖心というか特別感が早く薄れてくれないと、地方部ではこの新コロ狩りや正義警察による誹謗中傷や差別やイジメが起こってしまう可能性がとても高いと思うのです。

最大限の注意と出来る事を行ないながら、日常に戻してゆきます

新コロ感染の可能性とかがあるだけで先に書いたようなことが起こることが無いように、これからの普段へ戻っていく過程の中では最大限の注意を払っていかないといけないと思っています。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。