スケジューリングは始まりの時間を計画するだけではなく、終わりの時間を決めておく事こそが効率よく物事を進める秘訣です

こんばんは、内藤正風です。

今日は光風流本部いけばな教室で教室を行ないました。
天気が曇りだったので窓全開で空気を通しながらのお稽古でも居心地がよかったですが、これピーカン晴れの日だと暑くて仕方がない時候になってきました。
晴れた日はクーラーをかけて、30分から1時間に1回ずつ換気をするスタイルにしないといけないかなぁと思っています。

物事をスムーズに進めるためにはスケジューリングが大切です

今日は朝から会議があり神戸に行ってきました。
9時半から始まって12時までの予定だったのですが11時半には終わったので、お昼の時間帯はバタバタせずに済みました。
スケジュールってスムーズに進むと仕事も捗りますし気分的にも楽ですよね。

ところでこのスケジュールですが、組み立てるときに始まりの時間を決めているのに終わりの時間を決めていない場合ってよくありませんか。
「じゃあ次の会議は〇月〇日の◇時からね~」って感じです。

これ実は、効率が悪くなってしまう原因を自分で作ってしまっているんです。

時間が限られているからこそ、段取りや効率を意識するようになる

日本には昔からのことわざに「頼み事は忙しい人に頼め」という言葉がありますが、まさにその通りだと思うのです。
忙しいからこそ、今すぐ頼まれたことを済ましてしまおうとするから早く結果が出るのです。

時間ってゆったりと余裕があるときよりも、バタバタして忙しい時の方が効率よくスケジュールをこなせます。
たとえば、今日は朝8時から10時まで会議で、その後昼の1時から教室なので、この間の時間に依頼されている原稿を書いてしまおう。そして教室が5時に終わるので7時からの会議の前に本部いけばな教室の駐車場に除草剤を撒いておこう。みたいな感じです。

これ逆に、明日は1日のんびりと出来るから除草剤を撒こうかなぁ~。。。なんて思っていると、1日グダグダして気が付いたら暗くなっていた。。。な~んてことに陥っちゃうのです。

なので私は、時間は限られているからこそ段取りや手際を意識するようになるんだと思います。

終わりの時間を意識することが第一歩だと思います

終わりの時間を意識するというのはすなわち、「今日は夜7時に集まって作業を行なう」ではなく、「今日は夜7時に集まって9時まで作業を行なう」というスケジューリングですね。

そしてここで大切なのは、決めた時間が来たら行動をスタートし、予定していた時間になったら行動を終えるという事です。
もうちょっと。。。とか、まだ終わっていないから。。。。。という理由や言い訳は一切なしです。
だってそんな事していたら、終わりの時間を決めた意味が無くなっちゃうのですから。

決めた時間の中で会議や作業や仕事を終えることが出来るように、事前に段取りや準備をしておく事こそ大切なのです。
これも日本の故事にある「段取り八部」ってやつですね。

時間を区切ると集中力も高まります

始まりと終わりの時間を決めて会議や作業や仕事をすることで効率が格段に向上しますし、時間を区切って色々な事を行なう事によって気分転換にもなります。

人間の集中力はそうそう長時間保てるものではありません。
時間を区切ることによって仕事の効率を上げ、それと共に集中力が高まるんですから言うことありませんよね。

始まりと終わりを決める。騙されたと思って是非意識してみてください。
あっ、騙してはいないですよ。(笑)

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。