「頼み事は忙しい人にしろ」の故事からわかる「忙しい時の方が仕事が捗る」ということ

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は出稽古に行ったり用事であちらこちらに行って、午後に帰ってきました。この後は午後7時からの会合まで事務所でゴソゴソ仕事をすればいいのですが、こういう時って仕事が捗りません。ほんとビックリするくらい捗らないです。
原稿を書きながらネットで関連事項の調べものをしているときに、ふと目に付いた動画をついつい見てしまったり、写真データをiPhoneで探している途中で、ついつい昔の写真に見入ってしまったり。。。

忙しい時の方が仕事は捗る

忙しい時の方が絶対に仕事は捗っていると思います。だってそもそも忙しいということは時間が足りない状況なので、無駄な時間が無いようにスケジュールしたり、どうしたら一つでも沢山仕事をこなす事が出来るかを考えたりして、効率よく動く=沢山の仕事をこなす事が出来ています。

しかし逆に、”いついつまでに” と言うような〆切がないような場面では、あっちもこっちも気になっちゃって、色んなものに手を出しすぎて、結果どれもが形になるまで行かずに、中途半端なまま放置。。。みたいになっちゃっています。
たとえば昔の書類をスキャナーで読み取ってデータ化しておくというような仕事は、まあ捗りません。時間が空いた時にしようと思いながらついつい後回しになっちゃうんです。なのでこういう類いの仕事は「1日に1ページは読み取る」みたいにしてルールを決めておかないと、どんどん後回しになって全く捗らないんです。

なので私は、忙しい時のほうが仕事が捗るなぁと思っていますし、これって「頼み事は忙しい人にしろ」の故事がまさにそうだよなとも感じています。

「頼み事は忙しい人にしろ」と言う故事

昔から伝わる故事に「頼み事は忙しい人にしろ」っていう言葉があります。何かお願いしないといけないことがあるときには、忙しい人に頼んだほうがすぐに結論がでるのでお勧めだよという意味なのですが、これは本当に的を得ている言葉だなぁと思います。
だって、忙しいからこそ今出来る事は今しておかないと、後回しにするととんでもない事になっちゃって自分が困る結果になるのですから、そういう用事はさっさと済ましちゃいますよね。

結局人間って、時間がゆったりとあるときには体内時計ものんびりモードになってしまっていて、テキパキ物事を進めて行く事が出来なくなっているんだと思います。逆に忙しい時は体内時計が早く進んでいるのでテキパキのリズムになっているし、忙しい時は隙間時間まで大切にするので、物事が早く進み片付いてゆくのだと思います。

やっぱり昔の人は良いこと言っていますよね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。