兵庫県立農業大学校の卒業式のお花を生けてきました。”新コロ” なんかに負けるな!!の気持ちを込めた生け込み風景です

こんばんは、内藤正風です。

今日は本部いけばな教室のお稽古日だったのですが、午前中に兵庫県立農業大学校に卒業式のお花の生け込みに行ってきました。

”新コロ”の影響で卒業式が延期されました

兵庫県立農業大学校の卒業式は3月の上旬に開催される予定だったのですが、皆さんご承知の通り、”新コロ”の影響で予定日の数日前に急遽延期という事になりました。

こういうのってキツイんですよ。
なぜならば花材の手配も全部終わっているので、卒業式があろうとなかろうと材料は全部入荷してきます。はい、すなわち材料代は支払わないといけないってことですね。
それも舞台に生ける大きな花ですので、お家で生けるお花くらいならば1,000円2,000円くらいのものですが、材料代も桁が1つ違います。

おまけに”新コロ”で他の色んなものも中止や延期になっているので、この入荷してきた材料を無駄にならないようにする場所も失われてしまっているという。。。
ちなみに3月上旬にお稽古されていて「なんかお花がエライ豪華だなぁ~」って思われたかた。
そうなんです。なぜそうなったかの理由はこういう事だったのです。
(笑)

”新コロ”なんかに負けるか!!

こんな状況の中です。もちろん自粛すべきところは自粛すべきだと思います。
しかし最大限の予防を行ないながら、動かすことが出来るところは動かしていくことも大切な事だと思うのです。

不自由な事もいっぱいあります。しかしイタリアやスペインなどヨーロッパの国々に比べれば、日本はまだまだ色んなことをすることが出来ます。
あらゆる手立てを講じて”新コロ”なんかに負けないように、みんなで頑張っていかなければならないと思うのです。

農業大学校の卒業式が明日開催されます

延期になっていた農業大学の卒業式が明日開催されます。
生徒1人につき家族は1人まで、来賓もごくごく絞られた方のみ、椅子の間隔は広く、というような色々な制約がある中での開催ですが、卒業生にとっては一度しかない卒業式ですから、開催することが出来るようになって本当に良かったなぁと思います。

という事で、最初に書いたように今日は午前中に農業大学校の卒業式のお花を生けに行ってきたのです。

卒業式のお花のうち、舞台花の生け込み風景を早送りでご覧ください

卒業式のお花は、玄関や校長室、控室などをはじめとして色々な場所にお花を生けるのですが、今年は縮小しての開催でなので、玄関と校長室と舞台花の3か所だけにお花を生けてきました。

そんな中で舞台花の生け込み風景を動画で撮影してきましたので、早送りでご覧いただければと思います。
ムッチャ早いですよ、たった21秒です。
あっという間に見終わりますので、お気軽にご覧ください。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。