緊急事態宣言の延長を受けて延期にすることになった光風流いけばな展のお知らせと、役員の皆さんへの業務連絡

こんばんは、内藤正風です。

緊急事態宣言が延長されましたね。
まあ、予測できていたことですし、現状を見ていると仕方の無い事だと思いますが、そのことで対応しないといけないことが出来てくるのも事実ですので、何となく気ぜわしいような感覚になってしまいます。

9月末に予定していた光風流のいけばな展を延期します

9月25日(土)26日(日)に予定していたいけばな展「まけたらあかん展」を延期することになりました。

理由はもちろん緊急事態宣言の延長です。

いけばな展はイベントといっても、歌ったり踊ったり大声で騒いだりするようなものではありません。なので無理にでも開催しようと思えばできるかもしれません。
しかし緊急事態宣言下においてイベントを強行して、万一コロナの感染者が出たとかっていう状況になると、「こんな時に開催するからや。。」って絶対に言われますよね。

そのリスクを上回るだけのメリットがいけばな展を強行することによって得ることが出来るのかどうかを考えたときに、延期して開催したほうがいいよねという結論に至ったという事なのです。

延期した新日程をお知らせします

これまで準備をしてこられた作品を展示する予定だった皆さん、いけばな展を企画準備してこられた支部の役員の皆さんにとっては残念でならないだろうと思いますが、誰かのせいでこうなったわけではありませんし、私たちの力で何とかなるものでもありませんので、「しゃあないな」と気持ちを切り替えて頂ければ嬉しいです。

という事で、新しい開催日程も連絡を受けております。
新日程は令和4年2月26日(土)27日(日)、会場は予定通り水尾町公民館にて開催されます。

延期したいけばな展を素晴らしいものにするために

延期って文字にするとたった2文字ですが、延期するって中々に難しいことだと私は思います。
何が難しいのかというと、気持ちを萎えさせずに新しい目標に向かって進む難しさです。

いけばな展ってみんなの力が結集して出来上がっています。なのでいけばな展に関わる皆さんの気持ちの盛り上がりによって、良いものになったりならなかったりする存在なのです。
目標を定めてみんなで突き進んでいたものが、理由はなんであれ延期ってことになると残念な思いで一杯になっちゃいます。そして目標を失うという事は一杯に膨らんでいた風船がしぼんでしまう様な感じに心がなってしまいかねないのです。

なので今大切なのは、次の目標を立てるという事だと思います。
その意味では早々に新しい日程を決定されたのは本当に良かったと思います。

とはいえ、それだけでは足りないことがありますので、ブログという形を借りながら業務連絡をさせて頂きます。

西脇支部の役員の先生方に業務連絡

まずとにかく大切なのは「今回延期になったいけばな展をそのままやろうとしない」という事です。
その理由は5つあります。
①コロナの状況が今とは違う
②コロナに対する人々の意識が違う
③コロナに対する社会の状況が違う(ワクチンパスポートなど)
④出瓶者や役員の皆さん方が二番煎じ的な気持ちになって、盛り上がりに欠けてしまう
⑤季節が違う

なので延期にしたいけばな展について、何から何まで変えるようにしていただきたいと思います。
A.今年とはコロナの状況や季節も変わりますので、案内チラシを新しいものにする
B.会場構成を今回とは全く違うものにする
C.花席のくじ引きもやりなおす
D.可能ならばいけばな展運営の各部担当も組変える

大切なのは、今回のいけばな展を引きずらないという事。今回のいけばな展を来年の2月に行なうという感覚を排除すること。とにかく何から何まで変えることによって、一旦すべてをリセットするという事だと思います。
いうなれば、部屋の模様替えをするときに全く違う配置にしたほうが、気分がマルっと変わるというのと同じ論理だと思ってください。

今回のいけばな展に捕らわれてしまうという事は足かせになるだけで、良い効果は生まれません。なので今のいけばな展をそのままやろうとしない、二番煎じにしない、という事が何より大切かと思います。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。