2月末に開催する予定だった光風流の支部いけばな展を延期する事になり、コロナを愚痴るのではなく逆に普段できない事をやってみたいと思います

こんにちは、内藤正風です。

今日は終日、光風流本部いけばな教室でお稽古を行なっています。
コロナ禍の緊急事態宣言下ですので、一時に沢山の人が集まらないように全予約制にして教室を開催しているほうが、思いのほかのんびりと出来ますし、生徒さんお一人お1人との関わりもいつも以上に沢山持つことが出来て、これはこれで有りだなぁと思っています。

コロナ禍に”コロナ”や”政府”や”行政”に文句を言っても何も変わらない

コロナ禍は、不自由な事ばかりです。私どもの教室や講習会や役員会もそうですが、アレが出来ない、これが出来ない、お客様が来ない。。。無い無い尽くしの毎日です。
そんな中、コロナさえ来なければ。。とか、今の政府がしっかりしないから。。。とか行政の動きが悪いから。。。。。と言いたくなる気持ちは分かりますが、そんなこといくら言っても現状は何一つ変わりません。

だからと言って政府や行政に失望しろとか言いなりになれという事ではないですよ。政府や行政に言いたいことがあるならば、相応の手順や相応な場でその話をしたらいいと思うし、是非ともそうするべきだと思います。
私が言いたいのは、飲みながらそんな話をしたり井戸端会議でいくらそんなこと言ってもただの愚痴にしかならないのですから、生産性のかけらもないですし、世の中が変わるきっかけにすらならず、そんな無駄な事はしても意味がないと思うのです。

2月末に開催する予定だった「いけばな展」を、延期する事になりました

2月27日(土)28日(日)の両日に開催する予定になっていた光風流の支部展を10月に延期する事になりました。
兵庫県の内陸部にある支部の事業ですので、兵庫県の緊急事態宣言が3月7日まで延長され当面は解除される見込みも立たない状況の中ですので、このような決断をすることになりました。

光風流の関係者だけではなく、会場関係や地元の皆様など多くの皆さんにご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご理解を頂ければと思います。

全てを受け入れて、次なる一歩を踏み出したほうが良い

このいけばな展は中止ではなく10月に延期する事として、支部の役員の先生方を中心にこれから新たに企画をし直すとともに準備を行なう事となります。
これまで支部の役員の皆さんが行なってこられた準備の大変さも分かります。そして「緊急事態宣言さえ出なければ開催することが出来たのに。。。」というお気持ちも十分わかります。
しかしながらいくら思っても悔やんでも、コロナは無くならないですし緊急事態宣言も無くならないのですから、「こんな状況だからこそ出来る事は何かな」という風に気持ちを切り替えて次に目を向けた方が絶対に良いと思うのです。

人間諦めが肝心という言葉がありますが、諦めてすべてを投げ出すという事ではなく。諦めてすべてを一度丸まま受け入れ、そのうえで今するべき事や出来る事を考えた方が、たとえ一歩でも前進することが出来るようになると思います。

コロナを逆手にとって、「コロナだから出来る事」をやってみたら面白いと思います

コロナ禍でいけばな展を延期する事になった役員の皆さんや出瓶者の皆さんの様子なんて、めったに見ることが出来るものではありません。
そしてそこから企画を練り直し、準備を再度進めてゆき、気持ち的に挫けるのではなくみんなで一緒に前向きに進んで行こうとする様子って、まさにこのコロナ禍を象徴するものではないでしょうか。

そんな10月までの支部の様子を、皆さんにご覧頂く事が出来るようにすることを通じて、世の誰かお1人を1mmでも力付けることが出来るのではないかとも思いますので、YouTubeやSNSなどを通じて配信してゆきたいなと思っています。

という事でここからは、該当する支部役員の先生方に「業務連絡」になります。(笑)
#最近ブログでの業務連絡が定番に

該当する支部役員の先生方に「業務連絡」

これからいけばな展の開催に関する会議や準備やお稽古の様子などを、YouTubeやSNSを通じて可能な範囲で最大限の配信を行ないたいなぁと思います。
そしてその素材となるように、出来るだけ皆さんそれぞれにスマホで動画や写真を撮影してお互いに生かすことが出来るようにしてください。

出来ればYouTubeの動画配信は今月から10月のいけばな展開催までの間に、月1回(2月~10月なので9回)くらいあると良いなぁと思います。(配信アカウントは 光風流のYouTubeアカウント でお願いします。)
SNSでの投稿は、それぞれが日頃使われているSNSで写真や動画など何でもいいですので随時発信していただければ嬉しいです。
※ここに書かせて頂いたのは「出来ればいいなぁ」ですので、出来なくても全然問題はありません。
※しかしこんな「コロナでいけばな展が延期になった」という普段には絶対に無い事が起こっていますので、こんなおいしいネタが出来たのに、これを活かさないなんてもったいないなあって感じです。

カッコいいところは魅力的にはなりません。みんなで悩んだり一段ずつ進歩している日常そのままの様子こそがカッコいいのだと内藤は思います。
なので無理矢理に作るような配信はしなくて大丈夫ですので、お気軽に等身大のまま行なって頂ければ十分です。無理せず気楽に出来る事から行なう。。って感じでよろしくお願いいたします。

内藤がお手伝いしたりできることは、何なりと遠慮なく仰ってくださいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。