この日曜日は「秋分の日」です。 あなたは秋分の日が、どういう意味か知っていますか?

明日から始まる ”いけばな展” 「流儀花をいける」の生け込みに、会場の ”生田神社会館” にいって、先ほど帰ってまいりました。

今回はこんな敷板にしてみました。

この ”いけばな展” は、明日21日(金)と明後日22日(土)の2日間、開催になりますので、是非見に来てくださいね。

 

さて、このいけばな展が終わった翌日は「秋分の日」です。
「秋分の日」は ”国民の祝日” で祭日となっていますが、この日はどういう意味で ”国民の祝日” に制定されているか知っていますか?

「秋分の日」 は、”秋だよ~” ってことで祝日に定められているのではありません

「秋分の日」について調べると、ウイキペディア先生によると以下のように書かれています。

「秋分の日」は、1948年(昭和23年)に公布・施行された国民の祝日に関する法律(「祝日法」、昭和23年法律第178号)によって制定された。同法第2条では「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」ことを趣旨としている。

どこにも秋を祝うとか、秋に関する事で制定されたとは、全く無いですよね。
(笑)

「いけばな」では、五節句や二十四節気などの節目を大切に考えます

「いけばな」では、五節句や二十四節気のことを大切に考えます。

これは日本人は農耕民族として歴史を重ねている事から来ていて、農業では季節の移り変わりと言う事がとても重要だという事の現れでもあります。
すなわち、「春分の日」は春の種まきに大きく関わり、「秋分の日」は秋の収穫と深く結びつき、自然に対する感謝や祈りが根底にあるということなのです。

そしてこの自然に対する感謝が身近なモノへの感謝に繋がり、家族や先祖というものへの感謝の気持ちにもつながり、先祖をお祭りする「彼岸」という事に結びついたのです。

墓参りをしなさいとは言いません

大げさに ”お墓参りをしなければならない!” とは言わないです。
(まあ、できるならお墓参りをして頂ければ嬉しいです。。。)
”彼岸だからお花を生けろ!” とも言わないです。
(生けろ~っ!って言いたいところではありますが。。。(笑))

チョットご先祖様の事に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ご家族でお爺さんやお婆さん、お父様やお母様のお話をしてみてはいかがでしょうか。
(悪口じゃないですよ)(笑)
たったそれだけで「秋分の日」が、単なる”お休み”と言う事ではなく、意味が有る1日にする事が出来るようになると思います。

今私達がここにいるという事、それは何百代という祖先が歴史を積み重ねてきた証なのです。

日本は今年建国2678年になります。
紀元前660年に日本の初代天皇の神武天皇が即位された日が、日本の国の始まりになります。
すなわち貴方の命は、すくなくともこの時から営々と命のバトンの受け渡しが行われてきて今日があるという事です。

日本人か外国人かは全く関係ありません。それぞれの国で、あるいはもっと言うならば、人類誕生の昔までさかのぼって、命のバトンの受け渡しが行われてきているという事なのです。
貴方にはあなたの知らないご先祖様が、百代、百五十代、あるいは二百代と居られるのです。

だから今貴方はここにいるのです。
貴方が今ここに存在している事への感謝。
貴方の愛する奥様や彼女が、存在している事への感謝。
貴方の大切な子供が、存在している事への感謝。

見たことも聞いたこともないご先祖様に想いを馳せ、そして感謝をする日。これが祖先を敬うという事なのではないかと思います。

貴方が今、ここにいること自体が奇跡ですし、とても尊い事なのです。
その事にちょっとだけでも感謝の気持ちを持てるならば、お仏壇の有る無しや、ご両親の存命にかかわらず、心の中でちょっとだけ思ってみてください。
それだけで貴方の命の煌めきはとても大きなものとなるのです。
だって貴方の後ろには、数えきれない命のリレーをしてきたご先祖様が居てくださるのですから。

「秋分の日」は事をチョットだけ思って見てはいかがでしょうか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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