身近な日用品で生ける「簡単いけばな」(空きボトル編)

こんにちは。
いけばなの光風流 内藤正風です。

今日は「春分の日」&「お彼岸の中日(ちゅうにち)」ですね。
三連休最終日と言う事で、連休最終日を楽しまれている皆さんや、お彼岸の中日と言う事でお墓参りをされている皆さんなど、それぞれの一日をお過ごしの事と思います。

そんな、連休を過されている皆さんも、お墓参りをされている皆さんも、ご家族や親せき、お友達と一緒に居られる方が多いと思います。
人が集まれば、一緒に食事をしたり酒を酌み交わしたりしますよね。
そんな時に、飲んだジュースやお酒の空き瓶は、どうされていますか?
手際よく片づけてゴミの日にポイ!ですか?

実はこの空き瓶も、お花を生ける器として役立てていただく事が出来るのをご存知ですか。

「えぇ~~~捨てるような空き瓶を~~??」って思われる方も多いかもしれませんが、これが結構いいんです。

 

先日、下湯原温泉から蒜山高原に行ってきたのですが、その時に蒜山ワイナリーに立ち寄って買ってきたワインを昨夜空けましたので、今日はそのボトルにお花を生けてみました。

ボトルに生けるお花は足の細いものが良い

こういうボトルは口が細いですから、あまり足の太いお花を使うとすぐに口が一杯になってしまいます。
なので選ばれるお花は、足の細いものをチョイスされると生けやすくなりますYO。

背の高いボトルに生けるポイント!

こういうボトルの様な高さのあるモノを器にする時のポイントとしては、ボトルの口の横あたりから下にかけての部分に主な働きを持たせるようにすると安定感を持たせることができます。

ではどんな風にしたら良いか、順に説明させて頂きます。

写真の材料は、ルスカスといいます。

 

この枝をそのまま使うと、ボトルの上に立ちあがるような状態になってしまいますので、下の写真の様に足元で曲げて形を整えます。

この時に、曲りから下に付いている葉っぱはボトルの口の中に入って邪魔になりますので、鋏で写真の様に切り取っておきます。

 

そしてこの葉っぱをボトルに挿すと、写真の様に斜め下に下がるような形になります。

 

次にもう1本葉っぱを、立体感を作る様に足してあげます。

 

ここまでできたら次にお花を生けてゆきます。
まずボトルの口を隠しながらポイントとして足元を引き締めるように、丸いピンクの「スカビオサ」を低く手前に倒して生けます。

 

そしてもう一本「スカビオサ」を高低をつけて生けます。

この「スカビオサ」も手前に倒れるように挿してあります。

 

そして、この左右に開いている空間に「スイートピー」を長短をつけて挿します。

 

そして最後に、白い「マーガレット」の咲いた花と蕾、そして「ルスカス」の小さい葉っぱで全体を整えるようにすれば出来上がりです。

 

そのままだったら捨ててしまう空きボトルも、こうすればもう一度生かす事が出来ますよね。
そして何よりも、こうすることで思い出をもう一度楽しむ事が出来ちゃうのです。

ボトルにお花を生けるということは、そのお酒を買った時や飲んでいる時の思い出を楽しむという事

このボトルって、捨ててしまうとただのゴミでしかないのですが、こうしてお花を生けたりして再利用してあげると、思い出の一品になるのです。

たとえば私は、このワインを蒜山ワイナリーで買ってきたのですが、ボトルを目にするとその時の様子が甦ってきて「楽しかったなぁ~」「また行きたいなぁ~」という楽しい気持ちになる事が出来ます。
あるいはこのワインを飲んでいた時の楽しかった状況が思い出されて、幸せな気持ちになる事が出来ます。

お花を生けるっていうことは、単に綺麗にあるいは形良く生ける生けると言う事が目的ではありません。
例えばこのボトルの様にお花を生けて再利用する事で、楽しかった思い出や幸せな思い出がよみがえる手助けをしているのです。
お花を生けようと思ったからこそ、幸せを生み出したり見出したりする事が出来ているのです。

この連休や今日の春分の日&彼岸の中日で、家族や親戚や友達で集まって楽しい時間を過ごされたら、その時に出た空きボトルでお花を生けてみませんか。