こどもの日が近づいてきましたので、花菖蒲を使った作品を光風流のホームページに掲載しましたので紹介させて頂きます

こんにちは、内藤正風です。

今日は「憲法記念日」です。ゴールデンウイークまっただ中、どこも行かないGW。どこにも行ってはいけないGW。
ちなみに私は土日祝日に全く関係のない生活をしていますので、GWってなに?それって美味しいの??って感じで、本日も朝から夜まで本部いけばな教室でお稽古をしておりました。

光風流のホームページの「季節の花」が更新されました

光風流のサイトのトップページで掲載している「季節の花」が本日更新されました。

今回は「こどもの日」に合わせて、ハナショウブを使った作品になります。ちなみにこどもの日は「端午の節句」でもあり、五節句の1つになります。

「五節句(ごせっく)」の「節句」とは、陰陽五行説から由来する暦で定められた季節の変わり目(節目)の事を言います。
そしてこの節目の中から奇数が重なる日を特に大切に考え、邪気を避ける催しを行うようになった風習と農耕と結びついて五節句(1月7日の「人日(じんじつ)」、3月3日の「上巳(じょうし)」、5月5日の「端午(たんご)」、7月7日の「七夕(たなばた)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)」)となっていったのです。
なお江戸時代にはこの五節句が幕府より公的なものとして定められるほど、日本人にとっては大きな節目だということが出来ます。

季節の花「端午の節句」をお楽しみください

「端午の節句」

「菖蒲(ショウブ)」は読みが同じ音であることから「尚武(しょうぶ)」につながるとして、端午の節句に相応しいものとされています。
いけばなではハナショウブを端午の節句には生けるとされており、正式な場面では格花(お生花)にしますが、今回は気軽に楽しめるお花として籠を用いて投入に生けてみました。
花材 ハナショウブ、トルコキキョウ、カスミソウ、スターチス、ルスカス

花器 光風籠
花態 投入
花台 組合せ花台

この作品を生けた作者の紹介

 

内藤貴風(ないとうきふう)

兵庫県加西市在住。光風流家元 内藤正風の長男。平成25年(2013年)光風流副家元に就任。
次期家元として、いけばな指導や展覧会をはじめとする流派の運営に携わるほか、病院や店舗、会議会場のいけばな装飾、学校華道の指導など、若い力でいけばなの魅力を皆さんに伝えるとともに、いけばなの可能性を益々広げています。

・現在の主な役職
光風流副家元、日本いけばな芸術協会 特別会員、兵庫県いけばな協会 幹事(展覧会副委員長)、加西市いけばな協会 理事

「季節の花」のバックナンバーもご覧いただく事が出来ます

光風流のホームページでこれまでに掲載した作品も、バックナンバーとして紹介していますので、興味がある方は、こちら↓↓をクリックしてご覧くださいネ。
光風流ホームページ 「いけばなギャラリー」

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。