兵庫県立 農業大学校の卒業式のお花を生けに行って、在校生にもお花を生けてもらってきました

こんばんは。内藤正風です。

今日から3月になりましたね。昔から言われる、1月は行く、2月は逃げるって本当にそんな感じで月日が過ぎて行っています。って事は、3月は去るですかーー??
(笑)(笑)
まあどんなに月日が早く過ぎ去って行っても、何かしらをちゃんと得たり残したりしながら過ごしてゆきたいですよね。

兵庫県立 農業大学校で卒業式のお花をいけてきました

さてそんな3月1日ですが、今日は午前中に兵庫県立農業大学校の卒業式のお花の生け込みにいって、午後からは本部いけばな教室でお稽古を行いました。
なんか気が付いたらあっという間に1日が過ぎていたって感じでしたが、中々に楽しい一日になりました。

舞台花の生け込みの様子を早送りでご覧ください

いけばなって言うと生けあがった作品を写真などでアップしてご覧いただくのが一般的ですが、今日は舞台花を生けているところの動画をアップしてみます。っていっても、普通の動画では時間がかかりすぎて皆さん飽きちゃうので、iPhoneのタイムラプスで撮影した早送り動画です。

 

(笑)(笑)(笑)
あっと言う間の完成でーーーす!

私は生徒さんにもお花を生けて頂くようにしています

ちなみに農業大学校では舞台のお花を生けるだけではなく、学校の生徒さん(在校生の代表の方)に来賓のテーブルに置くお花を生けて頂くようにしています。
これって私がお花を生けるのが嫌だとか面倒くさいという事では決してないんですよ。(笑)
なぜこういう風にするのかというと、学校ならば生徒さんや組織ならば関係される方にお花を生けて頂いた方が本当の意味での”おもてなし”になると私は考えるからなのです。

日頃からお花の指導に行っている学校ならば生徒さんたちに手分けして生けて頂くのは簡単です。しかし農業大学校は日頃お花のお稽古をして頂いていないので、1から生け方の説明をしながら生徒さんたちと一緒にお花を生けてゆくようになります。っていっても指導は私ではなく愚息の副家元がさせて頂いたのですけどねー。

初めてお花を生ける生徒さんたちばかりですから、出来上がりは拙いものかもしれません。
しかし上手下手ではなく、在校生が卒業生のために、そして卒業式を盛り上げるために心を込めて生けたお花がそこにあるという事の価値はとても大きいものが有ると思うのです。
なので私は、どんなに手間がかかろうと余計な労力が必要になろうと、お花を生けて頂くようにしているのです。

農業大学校で生けさせて頂いた作品

今日私が生けさせて頂いたお花です

農業大学校 卒業式の舞台花

モモ、ストレリチア、アルストロメリア、コデマリ、オンシジューム、オウゴンヒバ

農業大学校 校舎玄関のお花

モモ、ストレリチア、アルストロメリア、コデマリ、オンシジューム、カスミソウ

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。