ヒガンバナをお家に持って帰るとなぜ怒られたのか理由をご存じですか。
今日は午前中、姫路で教室を行い、午後からは兵庫県の北の端の方ーーーへ移動中の、いけばなの光風流家元 内藤正風です。
9月はシルバーウィークもありますので、家族や友達でお出掛けされる方も多いと思います。
私は今日は友達と一緒にお出掛けしていますが、全員自営で定休日とかシルバーウィークなんてまったく関係のない生活をしている人間ばかりでのお出掛けです。
まあもともと私自身、連休の時にお休みが欲しいとも思わないので、自分がお出掛けする必要があるときにお休みを頂いているのが実情です(笑)
今日は車に乗せて頂いて移動しているのですが、道中、ヒガンバナがいっぱい見れるのだろうなーーって思っていたら、全然ないやんーー!!稲ばっかりだよーーー!!!
まあもう少しして、秋の彼岸が近づいて来るとヒガンバナが一斉に咲き誇りますよね。
ヒガンバナの赤色って鮮やかでとても綺麗なので、印象に残っている方も多いと思います。
今年の秋の彼岸は、9月19日が「彼岸の入り」、9月22日が「彼岸の中日」、そして9月25日が「彼岸明け」となります。
ちなみに彼岸の中日が「秋分の日」で祝日になり、その前後3日ずつが彼岸になると覚えておけば解りやすいですよ。
ヒガンバナはなぜお家に持ち帰ったら怒られたのか
ところで、子供の頃にこのヒガンバナを切り取り、お家に持って帰って、ご両親に叱られた経験をもたれている方も多いことと思います。
地域によってその理由は色々ありますが、私がいる地域では「ヒガンバナを家に持ち帰ると火事になる」と言われています。
けれどこれって子供ながらに「それってほんまかぁ~」って思うような理由に感じられて、?????って思っていた人も多いんじゃないかと思います。
はい、ヒガンバナをお家に持ち帰っても火事になる根拠はまるっきりありません!!!
(笑)
このいわれって、実はちゃんとした理由があるのです。
そもそもヒガンバナってどんなところでよく見かけますか?
田んぼのあぜ道や、お墓と言うような場所が圧倒的に多いですよね。
これって実は、ヒガンバナって勝手に生えているのではなく、もともと人間が植えたものが始まりなんです。
なぜ人間が植えたのかと言うと、ヒガンバナは球根の植物なのですが、この球根に毒の成分が有ります。
毒って言ってもチョット触れただけで死んでしまうようなそんな猛毒ではありませんが、多量に接種したら危ないです。
毒の成分とかそういう事はここでは関係ないので省きますね。
興味ある方はご自分で「ヒガンバナ 毒」とかでググって調べてみてください。
ヒガンバナを植えたのは生活の知恵なのです
動物はこういう毒とかに対してはとっても敏感なので、どんなにお腹が空いてもヒガンバナの球根は掘り返したり食べたりしません。
なので動物に掘り返されると困るようなところに、その防止のためにヒガンバナを植えたのです。
田んぼのあぜはモグラとかに掘られては崩れやすくなって困りますよね。
お墓は昔は土葬が普通でしたから、埋葬してすぐに動物に掘り返されては困りますよね。
こういうところに予防のために人間が植えたのがヒガンバナなので、子供がお花が綺麗だからと言って持って帰ってこられると困りますよね。
食べるものが無いからと言ってヒガンバナの球根を掘って食べたりなんかしたら危ないですよね。
だからそうならないようにするために、ヒガンバナの花を家に持ち帰ると火事になるとか色々な理由をつけて子供に持ち帰らないように戒めたのです。
解ってしまえばなんてことのない話なんですが、ヒガンバナを持ち帰るとなぜ親に叱られたのか、お判りいただけましたでしょうか。
今秋のお出掛けの時の雑談のネタにお役立てくださいね。
(^^)
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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