若い人は「未熟」で高齢のかたは「成熟」しているという考えは、単なる思い込みです

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は終日、光風流本部いけばな教室で教室を開催しており、そんな中、お稽古の終わった後にお茶を飲みながら、経験と思考という事について話をする機会があったので、そんな事について書きたいと思います。

若い人は未熟で年配の人は成熟しているのか?

一般的に、若い人は未熟で年配の方は成熟しているという風に考えられています。しかしこれって本当にそうなのでしょうか。

どういう事かというと、例えば世の中のどんなところでも、何かと言うとふたこと目には自分の事は棚に上げて、人の悪いところを指摘する人がいます。あるいは、何かあるとすぐに怒る人がいます。言わなければならない事を人に嫌われるのが嫌で言わない人がいます。私ばかりこんなにさせられている(こんなにしている)っていつも思っている人がいます。これって若い人だけに見受けられる傾向でしょうか。

あるいは、若い時は気が短かったけれども、年がいって気が長くなったという言葉を耳にします。ほかにも、若い時は不平不満を言ったり、人の指摘をよくしていたが、年がいって寛容になったという言葉も耳にします。
これらの事って、若いからダメで、年がいったら人間的に成長したっていう事でしょうか?

わたしは全く違うと思っています。
ここをよく勘違いされがちですが、これは年齢の問題ではなく、その人の経験に基づく学びから育まれた思考や度量の問題だと思うのです。

経験の差が人格や人徳の差

短気、すなわちすぐに怒るというのは、その人の想定の範囲や許容範囲を超えたからキレる、すなわち怒るという行動になっているのです。
すなわち、経験が豊富であらゆる場面を想定できているならば、キレる必要はないわけですよね。
あ~やっぱりそうなったか。。。とか、そうなるんだったら、この方法を講じていこう!という思考になりますよね。

他人の足りないところを、ことさらに取り立てて言う人というのは、そうする事で自分の優位性を周りに知らせようとしているのです。だって、自分の方が明らかに経験も知識も豊かであれば、そんなことしようとも思わないですよね。
たとえば、幼稚園の子供がアホなことしていても、大人はそれをことさらに取り立てて言わないですよね。
またアホなことしている~。とか、私も子どもの頃にはこんなことしていたなぁ。。。って思うだけですよね

高齢だから経験豊かだとは限らない

私の周りの皆さんを見ていると、はっきりとした特徴があります。
それは、年齢に関係なく、それぞれの世界で第一線で頑張っている人は、人間的に豊かであり、明るく、度量が有り、勉強熱心で、しっかりと自分の価値判断のもとになる物差しを持っておられます。
私より若いみなさんにもこういう方が沢山おられます。こういう皆さんとは、一緒に時間を過ごしていて、刺激になりますし、勉強になりますし、私自身の成長の活力となります。
そして年配の方でも、自分の経験していない事は知らなかったり不案内だったりするのが当然ですから、若い方の話にも耳を傾け学びを得ようとされる人が居られます。

その一方、私より経験豊かであるはずの先輩の方々の中に、残念な人も沢山おられます。
相手が時分より年下というだけで自分よりも未熟であり劣っていると決めつけた言動をされる方です。そんな方とは一緒に時間を過ごしていても、何故にそんなに自分の対面ばかりを気にして自己的で利己主義で、我儘なのか、不思議でなりません。

なのでハッキリと私は断言する事が出来ます。
若いから未熟で、高齢だから成熟しているというのは単なる思い込みです。

年齢に関係なく素晴らしい人は人の話を聞こうとし、学ぼうとし、新しいことに興味を持つ

素晴らしい人と言うのは、年齢の若い高齢に関係なく、その素養を持っています。
自分自身を高めようと思うならば、そういう方達と同じ世界に居る事が出来るように自己研鑽するべきですし、自らの狭い世界から外に出て、そういう皆さんと共通の話題を持ったり共通の経験をする事で、自らを成長させる必要があります。

もちろん私自身も常にそうありたいと思いますし、ただのオッサン(爺さんかな)には成り下がりたくないと思っています。(大笑)

あなたは、若いというだけで相手を見下していませんか?
あなたは、新しい世界の方と交流しようとしていますか?
あなたは、周りの色々な人と一緒に、心から笑う事が出来ていますか?

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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