秋のお彼岸の頃になると毎年ヒガンバナが一気に咲き誇る姿を見て感じた、植物の持つ偉大な力と人間の無力さ
こんばんは。内藤正風です。
今日は研究会を行なったのですが、台風の影響なのかかなり過ごしやすい気温でした。
光風流本部いけばな教室では、一か所に沢山の方が集まる講習会や研究会、そして会議の時には、30分に1回ずつ窓や扉を全開にして換気を行なう様にしています。
これまでだったら折角エアコンで冷えれ過ごしやすくなっているのに、換気をすることでムゥ~っと熱くなってしまっていたのですが、今日は全然そんな事なく過ごすことが出来ました。
それに3日後の20日から彼岸になりますので、「暑さ寒さも彼岸まで」って言う言葉の通りなのかなと思ったりしています。
(笑)
彼岸といえばヒガンバナ
さて「彼岸」といえば秋の彼岸にはヒガンバナが一斉に咲き誇ります。
光風流本部の周辺でも、ここ数日イッキに赤い花が目に付くようになってきました。この赤色ってとても綺麗ですし凄く印象的な色ですよね。
ヒガンバナがなぜ彼岸になったら咲くのか不思議でなりません
ヒガンバナってその名の通り、彼岸の頃に一斉に咲き誇り、彼岸の終わりとともに姿を消しますよね。
カレンダーを見ていたかのように秋の彼岸に合わせて咲くっていまだに不思議でなりません。
だって例えば気温を目安に咲いているのならば平均気温は昔よりも高くなっていますから、もっと後になってから咲かないとおかしいわけですし、気温の蓄積で咲いているのならばもっと早く咲くようになっていてもおかしくないのです。
なのに気候が昔とは変わってきているにもかかわらず、お彼岸の頃にちゃんと咲くというのは不思議としか言いようがないのです。
日照時間の積み重ねで咲く時を測っているんでしょうか。
けど気温とか降水量とかいろんな要素が関係しているだろうし。。。。。ホント不思議です。
どなたかアホにでも分かるように教えて頂けませんか。
生きてゆく力が一番大きいのは植物かも
こんなことを考えていると、大自然の力のすごさを改めて感じます。
父なる天、母なる大地、そしてその中で生きている動植物。そんな中でもしかしたら一番生きてゆく力が弱いのは人間かもしれないなぁとも思います。
だって、少し暑いだけで熱中症になったりするし、暦を見なければお彼岸がいつかもわからない。
電気やガスなど便利なものをどんどん生み出し世の中を便利にしているのは事実ですが、自然のままの夜の暗さや夏の暑さや冬の寒さに耐えたり対応したり生き残ってゆく力もない。
人間は万物の霊長なんて偉そうに言っていますが、動物や植物のほうが地球や大自然に合わせて着実に生きているように感じるのは私だけでしょうか。
空と大地の間で生かされている人間という存在
人は、空と大地の中で生きているのは間違いありません。もっと言うなら生きているのではなく”生かされている”のでしょう。
そんな事を、この彼岸やヒガンバナを通じて改めて考える機会に私はなっていますし、1人でも多くの方にそんな事を意識したり思いをはせる機会にして頂けたらいいのになぁと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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