第6回「内藤正風家元にお花と人生を学ぶ会」と同時開催した、子どもさんの夏休みの自由研究「いけばな」

こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。

昨日は「内藤正風家元にお花と人生を学ぶ会」第6回を開催させて頂きました。
いやぁもう六回目になるのかぁ・・・なんてちょっと感動しながら、準備とかもあるので教室の開始予定時刻の少し前に会場に行って部屋の前に立つと。。。

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内藤正風と とりまき会って。。。。。
(笑)(笑)(笑)

部屋のカギ明ける前に、声出して笑っちゃったやないですか。
隣のホールに入る女子高生に、ムッチャへんな顔で見られちゃったんですけど。。
(^^;

ちなみにこの「内藤正風家元にお花と人生を学ぶ会」の命名も、この会場の申し込みも、マックスブログ塾の同期のマドンナこと雑賀静さんが全部して下さっているんです。

もうこの感覚と才能には脱帽です!!マジで。
それに次回がもう楽しみですもん。
マドンナがどんな名前で部屋が借りられているのか(^^)b

子どもさんの夏休みの自由研究「いけばな」

今回は8月夏休みって事で、子供さんの夏休みの自由研究に対応したカリキュラムもご用意させて頂いて教室を開催させて頂きました。

実は私は10年くらい前から、いけばなを夏休みの自由研究の課題にして頂く事が出来るように色々な取り組みをしてきています。

まず、「いけばな」を夏休みの自由研究にするためにはお花を生けるだけでは研究としての要素が足りないので、カリキュラムとしてもう少し掘り下げる事が出来る内容にして、レポート提出や発表ができるネタとして成立させています。

構成としては次の三つの部分で構成しています。
①事前の学習
②お花を生ける
③お家で生けてお花の世話をする

これで初めて、色々な事を感じ学んで頂く事が出来る内容になります。

 

①の事前の学習とは、いけばなの歴史や五節句をはじめとする日本の文化についてについて理解を深め、いけばなに必要な道具なども紹介します。

これはムッチャ簡単です。
「こどものいけばな」という冊子が日本いけばな芸術協会から発行されているので、事前にお渡しさせて頂いて親子で一緒に読んでおいていただきます。
この冊子は「こどものいけばな」ってタイトルですが、実は大人が読んでも「へぇぇぇーー」って内容も盛り込まれているので、親子で読んでいただく事でお子さんだけではなく、ご家族で一緒にいけばなや日本文化に触れていただく事が出来るのです。

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②のお花を生けるは、実際にお花を生けて無から有を生み出す事や、形を作るという体験を自分でしていただきます。

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子どもたちは大人が思っている以上に感性が豊かですし、大人が話す事に興味を持ちますし理解をしてくれます。
これを私が感じてからは、私は子どもを大人と別に分けて子供だけのクラスで開催する事は出来るだけしなくなりました。
っていうか、子供は大人と一緒に出来る事をとても喜んでいます。
一人前扱いしてもらえている事や自分が成長している気持ちになる事で、普段よりも自然に頑張る様になることが多く、とても良い結果を毎回出すことが出来ています。

生けながらそれぞれに自分で気付いた事や私が話させてもらったことなどをノートを書いていただいたり、枝を挿す場所やどんな形に生けあがっているかなどを写真に撮っていただくことで、あとでレポートにまとめるときに、資料として役立つようになります。

 

③お家で生けてお花の世話をするということを抜きにしては、このカリキュラムは成立しません。

いけばなは、お花の生け方を学ぶということがメインではなく、お花のある生活をどのようにして楽しむか、また、お花がある事でどんな幸せな物語が身の周りで生まれたかと言う事が、一番重要な事なのです。
なのでこの③のなかには、お家に帰ってから自分でお花を生けると言う事から始まって、水換えや手直しなどを通じて、命というものと向き合うとともに触れ合うことや、お花がある事でご両親が喜んでくれるお顔を見たり、蕾のお花が咲きそして散ってゆく様子を間近に見る事などを通じて、子どもさんご自身がどういうことを感じたかを感想としてまとめていただきます。

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ここまでする事で初めて自由研究の課題として成立するのですし、自由研究のネタとして十分なものになるのです。

今回の教室でも、大人の皆さんに交じってお花を生けて頂きました。
早速帰ってお家やお父さんの職場にお花を生けてくれています。
子どもたちがこれから毎日のお花の移り変りをどのように見て、何を感じてくれるのかがとても楽しみです。

今週末にも高校生と中学生と小学生が参加してくれる教室を開催します。
今回はお父さんやお母さんやお兄さんやお姉さん、弟や妹が周りで賑やかしてくれながらの開催なので、これまた楽しそうでしょーー。
今からウキウキワクワクしています。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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