小春日和が、私に「兆し」を沢山作る事こそが、幸せで楽しい人生を生み出す原点だという事を改めて気付かせてくれました

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

先日から一気に暖かくなりましたね。なので私ども光風流本部いけばな教室では、建物の中に入れていた鉢植えを昨日から玄関の外に出しました。

暖かく感じた日が、暖かくなる始まりではない

先日から暖かくなってきましたが、この暖かさの始まりは、昨日今日から始まったものではありません。ではいつから暖かくなるスタートが切られたのかというと、冬至の翌日からです。

冬至は皆さんご存じのように、1年の内で1番昼間が短い日ですよね。そしてその翌日から少しずつ太陽の出ている時間が長くなってきて、地球が(正確には北半球が温められ、今日に結び付いてきているのです。
なので暖かくなってきて「春だなぁ~」と私たちは実感していますが、実はその兆しは冬至の翌日から既に始まっていたという事なのです。

物事の始まりは、目で見て認識できるもっと前から始まっているのです

「春だ~」と私たちが実感するもっと前から、その兆しは既に始まっているという話をしましたが、この兆しって、物事の始まりという事ですから物凄く小さな小さな、本当に気付かないほどのものになります。

この兆しという考え方は、お湯を沸かす時を例に挙げるとわかりやすいと思います。
ヤカンでお水を沸かす時って、今夜にのせてスイッチを入れても最初はなかなか熱くはならないですよね。これ本当に暖かくなるの?と思うくらい中々暖かくはなってこないですよね。がしかし、少しずつ少しずつ段々とほんわかとなり始めて、一定の温度以上になると暖かさを実感できるようになってきます。

つまり何か物事が起こっていると言うことは、私たちがその変化を体感するず~っと前から、その物事は始まっており、その一番最初は私たちが気付かない時点にあるという事なのです

「兆し」がなければ物事は何も生まれない

何事も最初は「兆し」から始まります。まだまだ見えない小さなもの、全く感じる事ができない小さなものが「兆し」なのです。しかし小さいからと言って馬鹿にしてはいけません。この「兆し」がなければ何も始まらないのですから。

そんな風に考えると、私たちも何かを生み出したい、とにかく前に進みたい、何かを好転させたい、あるいは幸せになりたいと思うのならば、とにかく何でもいいから「兆し」になりえるものをどんどん作っていくことが将来につながる唯一の方法なのだと思います。
とはいうモノの、何が兆しになるのか、あるいはならないのかなんて自分では皆目見当なんてつかないのですから、とにかく何でもいいから行動することが大事なんだと思います。

とにかく誰かと出会うとか、友達とバカ話をしてもいいでしょう、自分が不満に思っていることを解消しようと動いてもいいでしょう、行きたいと思っていたところに出掛けるという事だったり、食事かもしれないですよね。どこに兆しが潜んでいるのかなんてわからないのです。
とにかく日常の小さな事こそが、未来を生み出す原点なので、行動あるのみなんだと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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