「カエデ」と「モミジ」。あなたは違いをご存知ですか?

「兵庫県いけばな展」も今日から後期になり、皆さんのお越しを楽しみにしている、光風流家元 内藤正風です。

「兵庫県いけばな展」の作品もすべて入れ替わり、後期でも、秋を象徴する「実の物」や「紅葉(こうよう)」が沢山作品に使われています。
路地ではまだ紅葉は少し早いですが、いけばな展の会場では秋真っ盛りという感じです。

ところで皆さんは、これはなんと呼ばれますか?

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カエデ?
それとも
モミジ?

「カエデ」と呼ばれた方。。。。。
残念!50点!!
「モミジ」と呼ばれた方。。。
残念!50点!!

(笑)

正解は・・・・・
「モミジしたカエデ」です!!

いや嘘じゃないですよ。大真面目です。

「カエデ」と「モミジ」

そもそもこの植物の名前は「カエデ(楓)」です。
植物の名前として 〇〇モミジ という種類もありますが、分類としてはカエデ科カエデ属となります。
したがって植物の名前としては「カエデ」が正解なのです。

では「モミジ」と言うのは、どういう言葉なのかと言うと、「モミジ」と言うのは、紅葉(こうよう)する植物全般を指す言葉であり、日本古来から 紅葉(もみじ)する という言葉もあります。
なので、イチョウやポプラ、カキなど、秋になって葉が色づく植物の事を「モミジ」と総称するのです。

そういう中で、紅葉する植物の中で印象に残りやすく代表的なカエデの事をモミジと呼ばれることが増え、いつの間にか「カエデ」=「モミジ」となってきているのです。

「カエデ」と「モミジ」の違い、お判りいただけましたでしょうか。
(^^)

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これはモミジではありません。カエデです(笑)

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これは「モミジ(紅葉)」した「カエデ(楓)」です。(笑)

今夜の食事や飲み会の時に雑学としてお役立て下さいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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