土用の入りに思う、人生を楽しむ ”特別な日” は自分で手間暇をかけなければ生まれないという事

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は土用の入りです。とはいえ今日は土用の事については書きません。先日すでに土用の事についてはブログに書きましたので、興味がおありの方はこちらからご覧いただければと思います。↓↓↓
冬にも「土用」があるってご存じですか。土用を知って、土用を楽しんでみませんか

では今日は何を書こうとしているのかというと、人生を楽しいものにするのは自分次第だし、そのためには手間暇をかけないといけないという事についてです。

「土用」を ”楽しもう” としていますか

今日から土用です。と言われて何を思われましたでしょうか。
「ふ~ん」って思われた方。。。アウトです(笑)。「丑の日にウナギ食べなきゃ」って思われた方。。。。良いですね~!!。「未の日に”ひ”の付くもの食べなきゃ」って思われた方。。。。。最高です!!!
これ何を基準の言っているかわかりますでしょうか。何かを食べるから良いとか悪いとかって、そんなことを言っているのではありません。土用を ”楽しもう” としているかいないかという事が、ポイントなんです。

土用は放っておいてもやってきます。そして勝手に過ぎ去ってゆきます。なので土用を気にしなくても日常生活に困ることはほとんどないでしょう。しかし土用を気にせずにいるという事は、人生の楽しむ機会が一つ減るという事に他ならないのです。

節目は自分で楽しもうとしなければ、単なる日常と何も変わらない

「節目」と言ってもピンと来ないかもしれませんね。例えば、誕生日、クリスマス、お正月など節目には様々なものがあります。
ではそんなお誕生日ですが、ご家族や仲間のお誕生日に何かされていますか?何もしなくてもお誕生日はやってきます。そしてもれなく一つ歳が増えます。クリスマスも同じです。何もしなくてもクリスマスはやってきて過ぎてゆきます。
つまりこういう何かの機会を捉えて、楽しもうとしなければ節目なんていくら沢山あっても、何の意味もないという事なのです。

お分かりいただけるでしょうか。楽しい時間や楽しい日というのは、誰かが楽しくしてくれるのではありません。自分で楽しくなるようにしないと楽しい時間や日は生まれないのです。
言い方を変えましょう。特別な日のことを「ハレ」と言います。”ハレの日” とか ”ハレ着” という風にも使われる「ハレ」です。このハレの日って、誰かが用意してくれるものではないのです。
お誕生日自体はハレの日でも何でもないのです。クリスマスもお正月もそれ自体はハレの日ではありません。その日をハレの日にしようとして手間暇をかけて準備をするからこそ、ハレの日、すなわち特別な日になるのです。

「非日常」は自分で作るものです

ホテルでの食事も毎日していたら、それは日常です。1,000万円の車も、毎日乗っていれば特別でも何でもなく日常なのです。しかし、日頃お料理をしない人がお料理をしたら、それは特別ですし非日常です。いつも食卓で食べている食事を、ランチボックスに入れて景色のきれいなところで食べれば非日常ですし、特別な機会になります。もっと言いますと、会社への通勤もいつもと違う道を通ったり、いつもと違う時間帯に通ったら特別な時間であり機会になるのです。

お分かりいただけましたでしょうか。特別な機会や非日常は、お金をかけて何かをするということではなく、手間暇をかけて日頃と違うことをするということであり、非日常は自分で作ろうとしなければ生まれてこないという事なのです。
土用を特別な機会として楽しむことができるかできないかは、自分次第です。せっかくの土用を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。