「出来る方法を考える人」と「出来ない理由を考える人」のちがい

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日は朝から夜まで、光風流本部いけばな教室でお稽古三昧の1日でした。そんな中、お稽古に来られている生徒さんと方とお話をしている中で、「前向きに人生をどんどん歩まれている人は、時間を自分で生みだしておられるよなぁ」と思ったので、今日はそんなことについてブログを書きたいと思います。

残念な人に共通する点がいくつかありますが、その1つはコレです

これから年末になってバタバタしてくると、「忙しいから無理」とか「〇〇をしないといけないから出来ない」なんて言葉をよく聞きます。こういう類の言葉を聞くと「あぁ~あ。。。。残念だなぁ」って思います。

それは何故かと言うと、これまで色んな方とお出会いさせて頂いたりお話しさせて頂いている中で、私の知る限り、それぞれの世界で一流と呼ばれる方や第一線でバリバリ頑張っておられる方から、「忙しい」って言葉を聞いた記憶はあまりないですし、しなければならない事や仕事などの全てを、とても楽しみながら行なっておられると言う共通点があるように思います。

仕事の出来る人や、周りから慕われている人、第一線で活躍されている方は、自分の仕事はしっかり行いながら、部下の面倒を見たり、先輩のサポートをされたり、人からの頼まれごとをこなしたりと、こんなに動いていて忙しくないはずがありません。
しかし、こういう方に限って、毎日毎日いつも夜中まで残業をしているとか、忙しい忙しいって言っていたりしないんですよね。逆にちゃんと家族との時間をもち、自分の趣味の時間をもち、そして仕事をバリバリこなされています。
何をしている時も、むっちゃ楽しそうなんです。不平不満を言わないし、誰かのせいにもしない。未来の夢や希望をいっぱい持たれています。

私はこの秘訣の1つが、「時間は出来るものではなく生み出すもの」と言う事。そしてもう1つは、「出来ない理由を考えるのではなく、どうすればできるかを考える」と言う事。この2点に集約されるのではないかと思っています。

「時間は出来るものではなく生み出すもの」

これはもうきわめて単純な事ですね。何月何日何時から何時までは家族と一緒に出掛ける!とスケジュールされているんです。
時間が出来たら行こう。。。時間が出来たらやろう。。。ではないんですね。
なのでこういう方に頼みごとに伺うと、「わかったチョット待って!」って目の前で電話をかけてくださったり、自分では無理だからどこそこの誰それ紹介してあげるから出会ってお願いしておいで!ってその場で手配してくださったりと、本当にパッパッパッって物事が進んでゆきます。

時間に支配され振り回されているのではなく、時間を支配しコントロールされているのです。

「出来ない理由を考えるのではなく、どうすればできるかを考えている」

これも非常に簡単です。出来ない。無理。ってことを正当化するのはむっちゃ簡単です。時間がないからできない。仕事が忙しいから無理。家族がいるからできない。子供がいるからできない。すべて自分以外の自分の身の回りにある事のせいにしちゃえば出来ない理由の完成です。

けれど一流の方や第一線で頑張っておられる方は、どうすれば自分の希望する方向に進んで行く事が出来るかと言う考え方をされるのです。時間が足りないならば、どうすれば時間を生み出す事が出来るか。自分の力量だけでは足りない事には、誰かにお願いして力を貸してもらえる人がないか考える。ってことなんです。

当事者意識を持つ事が出来るかどうか、それが出来る人と出来ない人の分かれ道です

「出来ない理由を探す人」は、自分の事に対しても、自分の関わっているグループや組織の事に関しても、当事者意識を持っていない方が多いように私は感じています。
なので何とかして、しなくていい方法を考えようとする。すなわち出来ない理由を探すという行為になってしまうのだと思います。

逆に「出来る方法を考える人」は、自分の事はもちろん他人の事も当事者意識を持って考えを進めてゆきますから、とにかくどうやれば出来るかしか考えないです。
当事者意識と言う事は相手の立場になる、あるいは逆に自分に置き換えて自分の事として考えるって事です。
なので「0」か「100」かではなく、目標や希望に少しでも近づく事が出来るようにどうればいいかを考えるという事です。つまり、「0」よりは「1」、「1」よりは「2」にするためにはどうしたら良いかを思考するってことです。

これから年末に向かって、忙しくなってきます。忙しいという事は結構な事じゃないですか。お仕事がある。誰かに頼られている。だからこそ忙しいのです。
今年の年末は、忙しい忙しいと言わず、出来ないという思考は捨てて、チョットでも自分の希望する事が出来るようにどうしたらよいかという考え方をしてみてはどうでしょうか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください