勤勉でまじめだから良いと思いがちですが、いかに効率よく一定以上の成果を出すかという事こそが大切なのです

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

この週末は3連休だったのですね。私は基本的に土日祝祭日に全く関係ない生活を送っているので、全くそんなことを気にすることもなく教室を開催していたのですが、いつもは夜でないとお稽古に来られない方がお昼間に来られたので、その時に今日が祝日だということに気づきました。
(笑)
皆さん3連休は楽しまれましたでしょうか。

シルバーウイークって最近聞かなくなったように思います

少し前まで「シルバーウイーク」って言葉をよく耳にしていたように思います。秋の大型連休って感じで使われていたのですが、コロナ禍以降、この言葉自体あまり聞かないように思うのは、私だけでしょうか。
ってか、そもそもシルバーウイークの定義って何なんだろうって思って調べても、明確な定義ってないんですよね。

それに2020年以降は移動祝日が導入されて、土日月の3連休が沢山出来ているので、3連休以上のお休みがそんなに珍しくなくなっちゃいました。
ちなみにゴールデンウイークも狭義では5月3日~5日の3日間の事を言うそうなので、そうなってくると尚更、シルバーウイークって何??って思ってしまいます。

勤勉でまじめだから成果が出ているとは限らない

連休について考えていると、外国は休みが沢山あるというイメージが強いと思います。とくに私たちは日本人=勤勉とか、日本は休みが少ないというイメージが強いですが、実は祝祭日の日数で言うと、日本は諸外国と比べて少ないどころか多いほうにランクされています。
ただ、お休みがバラバラでなければ取ることが出来にくいか、まとめて取ることが出来るかの違いと、有休をしっかり使う事が出来るか、有休を使って休むことがしにくいかという点が、一番大きな違いになっています。

そして働き者の日本人と思い込んでいますが、労働時間とその時間当たりの成果を分析したデータを見ると、日本人は時間当たりに生み出す成果が少ないという結果も出ており、日本人=勤勉、そして日本人=まじめというイメージの陰で、効率よく仕事を行い効率よく成果に結びつけるという事が出来ていないから、長時間仕事をしないといけないという結果になっているのかもしれないとも思います。

光風流も ”働き方改革” に取り組んでいます

いま日本では「働き方改革」が大きなテーマになっています。そしてこの働き方改革は、企業や商店だけの事ではなく私ども光風流においても関係する事柄だと思っています。
とくに私は先ほどの件でも書いた、長時間仕事や作業をしたから満足するという事ではなく、いかに効率よく短時間でするべきことを行うかという事を考え、実践しなければならないと思うのです。
つまり、役員だから長時間その場にいなければならないとか、長時間作業を行なうことで満足するというような事の無い組織になるように改革に取り組まないといけないと思っています。

日本人はいつの間にか、長時間働いたから良い、短時間しか働いていないからダメ、という考え方になってしまっている人が大勢を占めています。しかしいくら一生懸命にやっても結果が伴っていなければ認めてもらえないという事は、学生時代の赤点(欠点)で学んでいるはずなんですよね。つまり、どんなにまじめにそしてどんなに長時間勉強していても、テストで一定レベルに達していなければ認められないのと同じなのです。

効率よくすることが出来ないまでも、せめて無駄をなくし、いかに成果をしっかりと出すことが出来るようにするかという事が、今の光風流の課題でもあり日本の課題でもあるのだなぁと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。