もうすぐ土用ですね。今回の「土用」では「丑の日」が2回あるのをご存じですか

こんばんは、内藤正風です。
今日は朝から晩まで本部いけばな教室でお稽古三昧でした。

朝から晩まで雨で、天気予報を見ていると1週間先まで連日の雨予報。。梅雨に逆戻りしたのかと思うようなお天気です。

今年の土用にはお楽しみが2回あります

教室をしているときに「そうだ、今年の土用っていつだろう?」って思ったので、暦を開いて確認していてすごい事を発見したんです!
今年の土用には丑(うし)の日が2回あるんです。
やった!!!

ちなみに「土用」って実は年に4回あります。春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用です。
そして「土用」は期間がちゃんと定められていて、立春・立夏・立秋・立冬の前日より約18日間がその期間になります。

この「土用」は ”雑節” の1つで、この期間は五行の ”土の気” が盛んになることから、土を動かすような作業を新たに始めてはいけないと言われています。

ちなみに今年の土用は、7月20日(水)~8月6日(土)までの期間になります。

 

「土用の丑の日」ってなに?

そんな土用にある「丑の日」ってなによ?って思われる人も多いと思います。

干支(えと)ってあるじゃないですか。あなたの干支はなに?って聞いたりする、あの干支です。
むかしの日本では日にちを表すのにこの干支が使われており、丑が当てはまる日がすなわち「丑の日」って事になるのです。

そしてこの「丑の日」ですがその年の暦の巡りによって、土用の期間中に丑の日が二巡して来る年があり、今回の土用ではその巡りになっているので、土用の丑の日が2回あるのです。

 

今回の土用の丑の日は、7月23日(土)と8月4日(木)になります。

「土用の丑の日」には「う」の付くものを食べましょう

「土用の丑の日」と聞くと「うなぎを食べる」とまず一番最初に思い浮かびますが、実はこれうなぎとは決まっていないのをご存じでしょうか。

日本では古くから「丑の日」に、丑にちなんで”う”のつく食べ物を食べると縁起がいい!!と言われていました。
そんな中、夏の暑い時期にウナギがさっぱり売れなくて困っていたうなぎ屋が平賀源内に相談したところ、紙に「本日 土用の丑の日」と書いて店の外に貼り出したところ、平賀源内が丑の日にうなぎを勧めているって事で、その評判を聞きつけて大流行りをして、それ以降他のうなぎ屋も真似をするようになり定着して行ったのが「土用の丑の日=うなぎ」という事になったそうです。

なので本来のいわれは、土用の丑の日には「う」の付く食べ物を食べたら良いということで、ウナギ限定の話ではないんですよね。
「うし」「ウニ」「梅干し」「ウインナー」「うどん」「馬」色々ありますよね。

ちなみに私は「う」のつく「ウナギ」を7月23日に食べて、「ウシ」を8月4日み食べようかな~なんて思っています。
まあ思っているだけで、どうなるかはわかんないですけれどね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。