出来ない事があるという事は成長の余地があるという事にほかならず、失敗は成功に向かうために必要な過程なのです

こんにちは、内藤正風です。

今日は光風流本部いけばな教室のお稽古日でした。
今日は割合にのんびりとした1日で、合間合間の時間を使ってこうやってブログを書いたりなんかもしています。

お稽古の時に失敗を恥ずかしがられる方が多いです

いけばなのお稽古の指導をさせて頂いていると「上手くできないので恥ずかしい」とか、「失敗するのが恥ずかしい」とか思われている方が多いことに気づきます。
こういう時にいつも私が申し上げることが2つあります。

ひとつは、「知らない事を学びに来られたり、あるいは、出来ないからお稽古に来られているのですから、出来なくて当たり前ですし知らなくて当たりまえなんです。」と言う事。

もうひとつは、「知らないままや出来ないままで放っておくのは失敗と言えるかもしれませんが、失敗から何かを学んで次に生かしている状態は ”経験を積んでいる” と言う事なんですよ。」と言う事です。

ほとんどの方が、失敗っていうのは思い通りに出来なかった状態を失敗とおっしゃられます。しかしこれは出来るようになるための過程の1つなのです。

最初からできる人は誰もいない

例えば自転車の練習で例を挙げると、最初から乗れる人はまずいないですよね。
補助輪をつけて乗ったり、誰かに後ろを持ってもらって練習したり、そして何度もコケながら乗れるようになるのです。

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「コケる」という事だけを取り出すと、失敗と言う事が出来るでしょう。
しかしコケることを何度か繰り返しながらバランスのとり方を覚え、自転車に乗れるようになるのですから、この場合のコケるというのは過程であり、経験を積んで成功に向かっていると言う事にほかならないのです。

失敗のまま置いておくから「失敗」になってしまっているのです。
失敗から何かを学び次に生かす事が出来れば、それは失敗ではなく成功への過程という事です。

99回失敗しても100回目に成功すれば、99の経験があったから100回目に成功する事が出来たのです。

言い方を変えると、失敗の状態のときに放り出してしまうから失敗が確定になってしまうのです。

とにかくやり続ける。
自分が目指している事を100%達成できていなくても、少しでも目標に近づいたりたとえ1%でも出来ていれば、それは小さくても1つの成功であり進歩なのです。

とにかくやり続ける。この諦めの悪さこそが、成功に結びつく唯一の方法だと思います。

なかなか出来ない事が出来るようになれば、それは他の人が簡単には真似できない、あなたの大きな価値であり、強みになるのです。

チョットやれば出来るようになることは、誰でもがすぐに出来るようになるという事です。
しかし逆に、何度も何度も繰り返さないと出来るようになれない事は、誰でもが簡単に真似することができないということでもあるのです。

あなただけの特別なもの、あなたでなければ出来ないものにこそ、大きな価値があるのですよ。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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