良いものに触れなければ感性は育たないですし、良いものを学べばそうでないものが分かるようになります

こんにちは、内藤正風です。
今日は朝から生け込みに行ってきました~。

朝一に、毎日放送しているstand fmを投稿して、そのあと生け込みの用意をして神戸の「原田の森ギャラリー」に向い9時半から生け込みをして、そのあとあれやこれやと行かないといけないところに立ち寄りながら帰ってきて、不在者投票に行ってきました。
まだこんな時間なのに、なんかわたし的には1日やり切った感が漂っています。(笑)

今日から10/31まで、私の作品を展示しています

今日、明日(10/30)明後日(10/31)と、神戸の原田の森ギャラリーで「こうべ芸文美術展」が開催されており、私の作品も展示しております。

この展覧会は”いけばな展”ではなく、色々な分野が一堂に集まって作品展示をしていますので、いけばな展とはまた違う楽しみ方をすることが出来る展覧会になりますので、秋の散策にお勧めします。

良いものに触れなければ、感性は育たない

いけばなだけに限らず、モノを生み出したりモノを作り出すときに一番大切なのは「感性」です。
確かに知識や技術も必要なのですが、どんなに沢山の知識を持ちどんなに素晴らしい技術を持っていても、良い感性が備わっていなければ良い作品を生み出すことはできません。
これは逆を考えるとわかりやすいと思います。すなわち、良い感性を持っていれば、知識や技術の足りない部分は一流の知識や技術を持つ人を雇えば補う事が出来るのです。

では良い感性を身に着けるためにはどうしたら良いのかというと、良いものに触れるように日ごろから心がけるのが大切なのです。
美術館や博物館に行って色々な展示を見る。映画や舞台などを足を運んで見る。一流のお店に行って食事をする。一流の音楽の生演奏を聴く。などなど、良いものを生で感じる事が大切なのです。

良いものを学べば、そうでないものが分かるようになる

良いものに意識して触れるようにしてゆけば、良いものが分かるようになってきますし、良い感性が身につくようになってきます。
これって実はものすごく簡単な論理で、悪いものをいくら知っていても良いものを見分けることはできませんが、良いものを知っていれば悪いものはすぐに分かるようになるってことなのです。

なので意識して良いものに触れる事が大切ですし、いけばなをしているからと言っていけばなの作品だけに限ったことではなく、広く様々な分野の良いものに触れる事が必要なのです。

感性を育てるには日々の積み重ねが大切です

いつ美術館や博物館に行きましたか?観劇や映画を見たのはいつですか?一流と呼ばれるお店で食事をしたのはいつですか?
これらは行かなくても日常生活が出来るしお仕事にも困りません。しかし足を運んで自分をその中に導かなければ感性が磨かれることはないのです。

感性を育てるって一朝一夕にできる事ではなく、日々の積み重ねが大切なのです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。