”無いものねだり”はしても仕方がないし、その真逆にある魅力に目を向けた方が良いのです。人と比べて競うから自分にしかないものがドンドン無くなっていっちゃうんです

こんにちは、内藤正風です。

今日は、朝から出稽古に出かけて、午後からは事務や写真撮影の立ち合い、そして打合せと、盛り盛りの1日なので、出来る事からドンドコドンドコ手を付けています。

あまりにも見苦しいのでモザイクしましたが、この山積みを全部事務して片付けちゃいますよ~~。

”無いものねだり”はしても仕方がないし、その真逆にある魅力に目を向けた方が良い

人間って、ついつい他人と比べて競ってしまいます。

いけばなだとお稽古のときに、自分の作品の出来を周りの他の人の作品と比べてしまったりしちゃいます。
あるいは周りの人と比較して自分の豊かさを判断してしまったりします。○○さん海外旅行に行ったんだって~とか、○○さん新しい車を買ったんだって~とか。
そんな事をしていると、最後には自分の幸せ度合いまでも他人と比べて判断する人まで出てきちゃいます。

私は、人って誰かと比べて競争するから面白くなくなっちゃうんだと思います。
だって人は10人いれば10通りの好みがあるし、価値観があるし判断が有るのが普通だと思うのです。

自然の好きな人は、海や山に囲まれたところで生活をすればいい。
自然が豊富だと「リゾートみたいで贅沢ですね~」って言われますが、歩いていける距離にコンビニなんて無かったりする不便さがもれなくついてきます。

便利を求めるなら、駅前のマンションに住めば色んなものをすぐに買い求めることが出来るし、色んな刺激が身の回りに溢れています。けれど人と人との関わりが希薄だったり無機質なものと人ごみに囲まれているので、それがしんどくなっちゃう場合もあるでしょう。

結局は絶対的な正解は無いし、間違いなんて1つもないんです。
そこにあるのは「好み」と「価値観」と「判断」の違いだけなのです。

1人1人 1つ1つ、それぞれにしかない特徴や魅力があるのです

1人1人、その人にしかない特徴や魅力があるのです。
いけばなで使うお花がまさにそうです。1本1本全て枝ぶりが違います。同じ種類のお花であっても咲き方が1本1本違います
バラやユリが偉くてケイトウやガーベラがみすぼらしいのではないのです。

自分にしか備わっていないものを、人と比べて競うから、自分にしかない特徴がドンドン無くなっちゃうんです。
真っ直ぐな枝の魅力、曲がった枝の魅力、蕾の魅力、開花の魅力、大きな花の魅力、小さな花の魅力。全てが他にはない魅力なのです。

人も同じです。他人と競うって事は、同じ物差しで判断し優劣をつけている事に他ならないんですから、自分らしさなんて無くなっちゃうのは当然ですよね。

全ての人や物に唯一無二の魅力があるのです

あなたの魅力は、あなたにしかない特徴なんです。

我が道を行けばよい。
それが自分の魅力を十二分に発揮し、成果を出しながら、なおかつ自分自身が楽しくなれる唯一の方法だと思うんです。

知らず知らずに人と比べていませんか。
他の人と競っていませんか。
あなたが競うべきは自分自身の中にこそあるのです。

私がいけばなをしていて、良く感じる事の1つ。「”無いものねだり”はしても仕方がないし、その真逆にある魅力に目を向けた方が良い」、という事について今日はブログを書きました。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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