人は自分のした経験や、今いる立ち位置によって、感じるものや見えるものが全く変わってきます。

こんばんは。
光風流家元 内藤正風です。

今日は「旧正月」ですね。
なので、朝からこんなインカメしてみました。

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どうですか。旧正月ってか春節っぽいでしょ(^^)
この額は、中国の友人の奥様が手作りしてプレゼントして下さった「福」の刺繍額です。

今年は「旧正月」を凄く身近に感じています

ちなみに、こんなに旧正月を意識したのは人生の中で一番だと思います。
今まで旧正月を知らなかったわけではないですし、神戸の南京町の春節祭も身近にあったのですが、客観的に見ているというか”ふぅぅぅぅん”って感じで横を流れて行っている感じでした。
しかし今回は凄く自分に近いってか、旧正月の真っ只中にいるような気になっています。

これまで中国には「いけばな」を通じて10年以上毎年訪中して来ました。
なので中国との関わりが無かったどころか、かなりの関わりがあったのですが、旧正月自体を身近に感じる事はありませんでした。
ってか、旧正月は避けていたと言った方が正しいですね。
だって旧正月真っ只中の中国に飛び込んだら、人は多いし料金は高いし、帰省でお店とかの従業員は少ないし。。。。。って状態になるので、そんな時には近づかないようにしていました。

しかし今年は、中国からいけばな留学の生徒さんを受け入れており、その生徒さんが旧正月をはさんで帰国や来日されるので空港までの送迎をしたり、中国のお家での様子を知らせてくれる写真などで、日本に居る私まで、かなりの旧正月モードに入っています。
(笑)
ブログで旧正月の事をこんなに取り上げるのも今までになかった事です。

人は自分のした経験や、今いる立ち位置によって、感じるものや見えるものが全く変わってきます。

人って自分の置かれている環境は何も変わっていなくても、自分の経験や居る状況や立ち位置、すなわち自分の視線がどこにあるかで、同じ事柄でも全然違って感じたり、見えるんだなぁと改めて思います。

テレビでいうならば、地デジのアンテナが立っていなければ地デジは映らないです。BSのアンテナがあるからBSが見れるのです。

自分自身のアンテナがちゃんと立っているかどうか、そのアンテナの種類はどんなアンテナを立てているのか、それが一番大事な事です。
誰も教えてくれなかったとか、そんなの知らなかったとかなんて周りのせいにするのは簡単です。
けれどそんな事をしても、自分の成長どころか、何も得るものは無いですよね。

色々な経験をしたり色々な学びを求めるって言うことは、自分で色んな種類のアンテナをあげ、あげたアンテナの高さを少しでも高くできるように意識する事に他ならないのです。

今日はそんな事を改めて想った旧正月でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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