「正月」と「旧正月」と「節分」と「立春」の関係と意味について

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

来週の1月17日(火)は「旧正月」です。
私の神戸の教室は元町に有るので、毎年旧正月が近づいてくると教室のあたりは ”春節祭” で賑わっています。

神戸とか横浜や長崎のように中華街(南京町)がある地域は、”春節” は一大イベントとして盛り上がっていますが、ほとんどの皆さんには「旧正月」ってあんまり関係ないですよね。ってか中には「旧正月ってなに?」って人もおられるかと思います。

ちなみに、この時期になるとよく「節分と立春と旧正月ってどういう関係があるのですか?」ってご質問を頂きますし、先日の私のブログで節分と立春の事について取り上げたときにもご質問をいただきましたので、今日はその事について書きたいと思います。

「旧正月」というのは、旧暦の正月の事です。

「旧正月」というのは旧暦におけるお正月の事をいいます。
この旧暦というのは昔日本において使われていた暦の事で、月の動きをもとにした暦(太陽太陰暦・太陰暦)の事を言います。

ちなみに旧暦は、中華人民共和国や大韓民国、台湾やモンゴルやベトナムやユダヤなどでも昔から使われており、特にアジアの国々では今もお正月は旧正月がメインになっており、他にも中華の人達が多い国(シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピンなど)では、1月1日のお正月よりも旧正月の方が盛大にお祝いされています。

日本は明治維新以降、今の暦を使うようになりました

ではいつから日本が旧正月ではなく、今の暦の1月1日にお正月を祝うようになったのかというと、明治からです。
日本も昔はこの旧暦を基準にして生活をしていたのですが、明治維新以降に西欧列強と肩を並べることを1番に考えていた当時の政府は、「西洋の世界基準になっている太陽暦を使おう!」という事で、旧暦は使わなくなってしまったのです。

ちなみに今の日本で使われているカレンダーは、太陽の動きを元にして作られた太陽暦(グレゴリオ暦)が基準になっているもので、世界の中で一番たくさんの国が基準として使っている暦になります。

ところで旧暦では旧正月の日付は毎年変わります。今年は2月17日ですが、去年は1月29日、一昨年は2月10日というように、まるっきりその年によって違う日になるのです。

旧正月と節分と立春の関係

「立春」とは二十四節気の一つです。

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二十四節気とは、一年の太陽の動きを24等分して、太陽太陰暦において起こる季節とのずれを調整するために用いられていたものです。
ちなみに太陽太陰暦の1年は354日で、太陽暦とは11日ほど違いがあり、3年に1回、閏月(うるうつき)をいれて調整されていたのです。

そして「節分」は、先に書いた立春の前日になります。皆さん豆撒きや恵方巻をなさるので、こちらはよくご存じかと思います。

imagesちなみに現在では春の節分しかほとんど言わなくなりましたが、本来節分は、立春・立夏・立秋・立冬の前日にそれぞれ存在し年間に4回あります。
つまり節分とは、文字通り季「節」を「分」ける日になります。

お解り頂けましたでしょうか。
「正月」はグレゴリオ暦の1月1日の事で、「旧正月」は月の動きを基準にした暦に基づいた1月1日の事であり、「節分と立春」は、太陽の動きを基準にした季節の目安になります。
つまり「正月」と「旧正月」と「節分や立春」とは、全く関係が無いという事なのです。
なので、しいて繋がりを見つけるとするならば、同じような時期にあるってことくらいでしょうか。(笑)

旧正月もイベントにして楽しまないとモッタイナイです

あれやこれやと書きましたが、2月17日は折角の「旧正月」なのですから、イベントにして楽しんでしまわないとモッタイナイと思うのです。

神戸の南京町や横浜の中華街では ”春節祭” が開催されていますし、長崎ではこの時期に ”ランタンフェスティバル” が開催されたりしていますので、行ってみるのも楽しでしょう。
「そんな遠いところまでお出掛けできないよ~」ってって方は、中華レストランに行って中華料理を食べるなんていうのも楽しいと思います。あるいは中華料理って結構手軽にお家で冷凍食品とかで出来ちゃうんですよ。餃子に春巻き、酢豚にチンジャオロース、炒飯。
お酒は折角中華を楽しむのならば、紹興酒か白酒(ぱいちゅう)なんかを合せたら、お家でも簡単に中華三昧が出来ちゃいます。

折角の機会なのですから、旧正月をご家族やお友だちで楽しんではいかがでしょうか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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