あなたは終戦の詔勅の全文を聞かれた事がありますか?
こんにちは。いけばなの光風流家元 内藤正風です。
お盆休み真っ只中で、高速道路はあちらこちらで渋滞渋滞また渋滞で、帰省や家族サービスにお出かけの皆さんは、お疲れの事と思います。
私は今日は、友達が家族と一緒に遊びに来てくれて、みんなでワイワイ盛り上がって、さながら子供と大人の保育園になる予定です。
ってか、します!!
うん、ハッキリ言って楽しみすぎます。
(笑)
お盆の8月15日は終戦の日
さてお盆と言えば私は「終戦の日」がいつも思い浮かびます。
正確には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と言うのが正しいらしいですが、8月15日に全国戦没者追悼式が開催され、テレビや新聞で放送されるので、みなさんご存知だと思います。
この8月15日というのは、今から71年前にポツダム宣言の受諾を連合国に通達し、玉音放送がされ、日本軍の武装解除がされた日になります。
この玉音放送って言うのは、昭和天皇が自らお話になられたお声を放送され「戦争を終わりにします」と日本国民に語りかけられたもので、正しくは「終戦の詔勅」と言います。
テレビなどで終戦の日に耳にする「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び。。。。」って言うあの放送の事です。
終戦の詔勅を聞かれたことはありますか?
ところで皆さんはこの終戦の詔勅を全文聞いたり読まれたりされた事はありますか?
たぶんご存知ない方がとても多いのではないかと思います。
戦争は絶対に許されるものではありません。もちろんこれから後も絶対に起こしてはいけないモノです。
しかしだからと言って、戦争に関する事から目を逸らしたり、蓋をして目につかないようにするのも絶対に良くないと私は思っています。
そのような中で、この終戦の詔勅こそ私はとても大切だと思っています。
何が大切なのかというと、戦争を行い、その末期的な状況の中でものすごくしんどい思いを極めた敗戦のまさにその最たる瞬間の気持ちや思いがそこにはあるからなのです。
戦争に至った経緯、戦争中から敗戦、これから未来に向けて、もうまさにその瞬間の熱い思いと未来への想いに溢れていると私はすごく感じるのです。
大東亜戦争の話をタブーとして蓋をするのではなく、しっかりと見なければいけないと思います
戦争があったのは事実です。
敗戦、そして戦後の焼け野原から復興し今日の日本があるのも事実です。
先人たちが頑張ってくださったおかげで、私たちの今日や今があるのも事実です。
そんな中で私たちは戦争は知らない、関係ないよーってスタンスでいるのではなく、それぞれ一人一人がしっかりと戦争について調べ見て学び、その中から自分なりに感じる事がとても重要だと私は思っています。
是非この終戦の詔勅を聞くとともに、天皇陛下はじめ当時の日本人がどんな風に家族や地域や国を思い、そして日本の未来をどうなって欲しいと思っていたかを1人でも多くの方に考える機会にしていただければ幸いです。
私が毎年この時期に見るようにしている、字幕と訳文も入っていて解りやすい終戦の詔勅のyoutubeを下に貼り付けておきますね。
音が出ますのでボリュームに注意してご覧ください。
内藤正風PROFILE
-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。