光風流新年賀詞之会のリハをしながら思った、「大切な事は時代に関係なくしっかりと継承し大切にしなければならない」という事

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

昨日、光風流新年賀詞之会を開催しました。そんな中、新年賀詞之会に先立ち、現場で大切なポイントポイントについてリハーサルを行ったのですが、そんな中で「どんなに時代が変ろうと大切にしないといけないことがあるし、しっかりと継承しなければならない。」という事について改めて感じることがあったので、今日はそんなことについてブログを書きたいと思います。

光風流は皆さんに支えられている

光風流では創流以来毎年、新年賀詞之会を開催しています。そんな中で、日頃光風流を支えたり応援してくださっている皆様が、この新年賀詞之会が盛り上がるようにと賞品の提供を毎年してくださっています。
ちなみに今年は、ジェラートピケの上着や写真の額、汚れの良く落ちる洗剤など、沢山の賞品のご提供をいただき、新年賀詞之会が盛り上がるだけではなくご参加くださっている皆さんに喜んでいただくことが出来ました。
こういう体験を身をもってすると、この様にして光風流は、流派内外の皆さんから支えられて歴史を積み重ねることが出来ているんだなぁと感じますし、本当に有難い事だと思います。

常に「改革」「改善」を繰り返しています

さてそんな新年賀詞之会ですが、開催にあたっては毎年新たな実行委員会を立ち上げて行なっています。なので新年賀詞之会の運営に初めて携わるという方や、こういう運営というようなこと自体が初めてという方までおられますので、悪い意味でのマンネリに陥ってしまうという事にならないよう新風を吹き込むことはある程度はできているのかなと思っています。
とはいえ、新しいことが何でもよいという考え方を私は捨ているのではありません。大切にすべきは守り、変えるべきは変えるこそが重要だと思っています。

例えば昨日の新年賀詞之会で言いますと、開催に際しては2時間という時間が設定されていますので、その時間内でいかに開催するかという事が一つの課題になってきます。だってやりたいことを全部思うように行なっていたら、多分3時間くらい必要なボリュームなので(笑)。
したがって削れる時間は削り、不要な手間は省かなければならないのですが、そこで間違ってはいけないのは、時間を短くするのが目的ではなく、参加者とご来賓と商品をご提供くださっている各位に失礼にならず喜んでいただくことが出来るように不要な時間や手間を省く「改革」「改善」を常に継続するという事なのです。

目的と手段を逆転させてはいけない

会場の後のスケジュールがあるので、私たちの新年賀詞之会は2時間で終了させなければならない、という風になると皆さん、時間をかなり強く意識して準備をしてくださるようになります。
だだそうなってくると、まじめな人ほど間違った判断をしてしまう事があります。それは2時間に収めるためにとにかく時間を短く出来ることを行なおうとして、目的と手段が逆転してしまうパターンです。

時間を2時間に収まる様にするというのは、達成しなければならない事ではあります。がしかし、新年賀詞之会を開催している中で目指すべきなのは、「参加者とご来賓と賞品をご提供くださっている皆様に喜んでいただくこと」であり、いくら時間が短縮できることであっても参加者が楽しくない、ご来賓や賞品を提供してくださった方に失礼になるようなことは、絶対にしてはならないのです。

手法は時代とともに変化するものです。しかし大切な事は時代に関係なく、しっかりと伝承すると共に大切にし続けなければならないと言うことを改めて意識する機会になりました。

 

 

 

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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