失敗した後悔は時間が経てば思い出に変わるけれど、行動を起こさなかった後悔は、どこまでも悔いとして残ると思う

こんにちは。内藤正風です。

海外に行って帰ってくるとよく言われる言葉があります。
「よく海外に行かれていてイイですね~」とか「家元は時間が自由になるので良いですよね~」とかです。
他にも色々ありますが、例に挙げて書くの面倒なので。(笑)

そんなときに私はいつもこう感じるのです。。。

足腰立つ間に出掛けとかないと絶対に後悔すんで~~!!

って。(笑)(笑)

時間なんて生み出すもの。お金なんて都合付けるもの。


足腰立つ間に出掛けとかないと絶対に後悔すんで~~!!

って言うと、必ずこういうお返事を返してこられる人がかなりの確率であります。
「忙しくて時間が無い」「お金がない」

ええ、そう言う人は、死ぬ直前に死ぬほど後悔してください。「しまった~~、無理してでも行っておけばよかった~~!!」って。
死ぬ直前だから、まさに”死ぬほど後悔”できますよ。(大笑)
まっ、私の人生ぢゃないので、その人がどんなに”しなかった後悔”をしようと関係ないですけどね。

ただ私は1つハッキリと言う事が出来ます。
それは。。
「時間なんて生み出すもの。お金なんて都合付けるもの。」だってことです。

「時間」は自然には生まれてこない

私はいけばなをしています。そんな中でお稽古にお越しになられている方を沢~~山みてきました。
もちをんそれは、私の教室にお越しになられている方だけではありません。各地の支部でお稽古されている人も拝見してきました。
そんな中で、「仕事定年になったら、”いけばな”をもっと熱心にやりますからね」っておっしゃった方で、定年後に”いけばな”をバリバリやられた方を私は見た事がありません。
「子供の手が離れたら、”いけばな”をします」って言われた方で、お子さんが大きくなられてから”いけばな”をバリバリやられた方を私は見た事がありません。

だってお仕事定年になられたら、今度はお孫さんの世話が忙しくて”いけばな”なんてしている場合でなくなったりされています。(笑)
お子さんが大きくなられてズッと傍にいなくてもよくなったら、今度は大きくなったお子さんにお金がかかるのでパートに行かないといけないとか。。。(笑)

こうやって見ていると、時間なんて自然には発生してこないんだって思います。
なぜならば時間は自分で生み出さないと絶対に出来ないものなんですから。

時間が無限に出来るようになるとき。。。それは終末

ハッキリ言います。
お孫さんの面倒を見ることも出来ないくらい高齢になったり、老人会でも 使い物にならなく お声がかからなくなったら時間は出来ます。
ただしそうなった時には、車に乗って自分で出掛ける事も出来ないし、身体のあちこちが調子悪かったり、なんならボケも入ってきて自分のしたい事なんて旅行はおろか何にもできない様になっちゃっているんですよ。
はい、終末です。。。

「お金」は無理やりに都合付けないと生まれてなんて来ない

お金の話をしたら、うちは庶民だからとか貧乏だからとか仰られる人が多いですが、じゃあ庶民って年収いくらからいくらまでなんでしょう。
ってか、この世の中でお金のやりくりを全く考えず湯水のごとくお金を使っても、増えて増えて困っている人ってどのくらいおられるのでしょう。
たぶん世界の人口の1割までじゃないでしょうか。
世の大半の人は、お金のやりくりを考えておられたり、お金を使えば減る人なんです。

それではお家をお持ちの人にお聞きします。そのお家はお金が余っているから買われたのですか?
車をお持ちの方にお聞きします。その車はお金の使い道が無くて仕方なないから買われたのですか?
もしかしたら中にはそんな人もおられるかもしれませんが、大半の人は「欲しいから」「必要だから」買われたんですよね。

お金は自分で都合しようと思って行動しないと、使えるようにはならないって事なんです。
「お金に余裕が出来たら○○したいね」は、「一生○○はしない(出来ない)」って宣言しているのと同じなんです。だってお金に余裕は出来ないのですから。
お金が有ったら○○をしよう。。。これはする気が無いって事なんです。

したい事に少しでも近づくためには、とにかく行動する事こそが大切

あっ、今回私が書いているのは、海外に行かない人はダメだって言っているんじゃないですよ。
海外旅行を一例に挙げているだけで、「時間が出来たら○○したい」「お金にゆとりが出来たら○○をしよう」と思うだけでは、実現はしないですよって事を申し上げているのです。

したい事が実現するために何をすればよいのかを考え、とにかく行動する事こそが大切なのです。
うん、私はそう思っています。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。