”いけばな”が本当に好きだと感じ、職業にして本当に良かったなぁと感じる瞬間

こんばんは。内藤正風です。

昨日は朝から晩までお花を生けたり、お花を見に行ったりと言う1日を過ごしました。

"いけばな"がやっぱり好きだなぁと感じる時

こういう1日を過ごすと、私は"いけばな"が本当に好きなんだなぁと改めて痛感します。
それはどういうことかと言うと、いけばなを職業にしていると言うと大半の方が、お花を生けたり教室をしたりで1日が過ぎていっているように思われているようなのですが、実はお花を生けたりお花を指導させていただくと言うこと以外に色々としないといけない事務や雑務などがかなりの分量あって、結構これが私は苦手でいつもヒーヒー言っているのです。

そんな中で昨日は午前中に兵庫県民会館のロビーコンサートの添え花の生け込みに行ってきました。そしてその後午後から私ども光風流の加東支部創立40周年記念いけばな展にお祝いに伺ってきました。そしてその後、いつもお世話になっている先輩が主催されるパーティーの舞台花を生け込みに行ってきたのです。

こういう風に文字で書くと、とてもハードな1日だなーと感じられる方もあるかと思いますが、私にとってはどれも1番好きなことばかりをしているので苦にならないとても楽しい1日だったのです。

作品を作るのが好き。人と話すのが好き。

まずいけばなの作品をいけるのは本当に楽しいです。1時間2時間はあっという間に過ぎていっている感じです。集中しているときには、暑いとか寒いと言うことも感じない時もあるほどです。こんな時間を持つことができると言うのは本当に幸せなことだと思っています。

またいけばな展にお祝いに伺う時間も、私にとってはとても楽しい時間です。光風流で学ぶ皆さんが生けられた作品を見せていただくのはとても楽しいです。それぞれの皆さんがどのくらい成長されたのかこの目で見せて頂けるのですから、ウキウキわくわくしっぱなしです!!
そしていけばな展の会場で皆さんと出会って話をさせて頂くのも、本当に楽しい時間です。いけばな展の会場で皆さんとお話をしていると”あっ”という間に時間が過ぎていってしまいます。
本当はいくらでも会場に居ていっぱいお話をさせて頂きたいのですが、私が会場に居ると支部役員の先生方はじめ皆さん方がすごく気を遣って下さるので、手を煩わせてしまってはいけないと思いできるだけ短い時間で帰るように心がけているのです。

いやぁー、昨日は本当に楽しく充実した時間を過ごすことができて幸せでした。

自分の好きなことで、自分がしている事で、周りの人たちを笑顔に出来る幸せ。

お花を生けることで自分の周りにいる人たちに笑顔になっていただくことができる。あるいは自分がしているいけばなを通じて周りの人たちに楽しんでいただけたり笑顔になっていただく機会を持っていただくことができる。私にとってこんなに楽しく嬉しい時間は無いのです。
これからも”いけばな”で、もっともっと私の周りの皆さんを笑顔にしてゆきたいと思った1日でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。