いけばなの写真撮影で感じた、「いけばなは1人で楽しむ事が出来るが、複数になればもっと大きな楽しさを得る事が出る」ということ

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

先週の土曜日、いけばな作品の写真撮影の立ち合いを行ないました。

3時間で4作品の撮影でしたので、結構ハードなスケージュールになっているのですが、「あ~しんどい・・・」って感じではなく、充実した時間になりました。
そんな中で、「人間の気持ちって、人と人の関わり合いによって、全く違ってくるものだなぁ」と改めて思ったので、今日はそんな事について書きたいと思います。

 

いけばなの作品撮影は、作品を生ける人と作品を撮影する人の息が合ってこそ良いものに仕上がります

先の写真を見て頂いたら分かるように、いけばな作品の写真撮影ってカメラで写真を撮影しているだけではないのです。

たとえば写真の背景ひとつとっても、その写真がどのメディアに掲載されるのか。そしてどんな役割を担っているのかによって、色々な背景の中から最適なものを選択してゆきます。
照明も、使っている花材や花形によって調整をしていかないと影が出てしまって綺麗にならなかったりします。
もちろん作品自体も、目で見た時とカメラのレンズを通して写った時とでは微妙に違いが出てきますので、写真で100%の仕上がりになるように調整をしなければなりません。

なのでその意味でいうと、光風流で発行している印刷物やホームページに掲載しているいけばな作品の写真は、生け手と写し手が息を合わせて作りあげている共作だということが出来ます。

いけばなは1人で楽しむことが出来ますが、複数になればもっと大きな楽しさを得る事が出来ます

そんな中、この度の写真撮影では4人の方の撮影を行なったのですが、むちゃくちゃ楽しかったです。
なぜこんなに楽しかったのかなぁと改めて考えてみたのですが、理由はとても簡単でした。楽しいの化学変化が起こっていたのです。

一例を挙げれば、お互いに他の方が撮影されているときには、ワイワイ言いながらリラックスできる空気感を生み出されていたり、お水を運んだりタオルをそっと置いたりなどしてそれとなくお手伝いをなさっていたりする事で、みんなでサポートしあっておられたからです。

お花を生ける行為自体は1人で出来ます。自分の好きなお花を、好きなように生けて、好きなところに飾って、好きなように楽しめばいいのですから。しかし今回の写真撮影では、4人の皆さんの楽しみたい気持ちや楽しませたい気持ちが合わさる事によって相乗効果が生まれ、大きな楽しさになったのです。
つまり1人で生みだされる楽しさよりも、複数で生みだした楽しさの方が、圧倒的に大きな楽しさを得る事が出来るという事なのです。

やっぱり仲間って、大切だなぁと改めて思う機会になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。