身近な日用品で生ける「簡単いけばな」(セブンコーヒー編)

おはようございます。
今日は朝から終日お出掛けなので、朝の移動のバスの中でブログを書き、友達の のぼっちと待ち合わせをして、時間調整の喫茶店でブログアップしている、いけばなの光風流家元内藤正風です。

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今の季節はお花が長持ちしますので、年末に飾られたお正月のお花がまだまだ綺麗だと思います。
しかし暖房のよく効いたお部屋に飾っておられるお花とかですと、そろそろ傷んできたお花もチラホラとあるかもしれません。

まあしかし、今週中くらいはまだ松の内ですので、お正月のお花を飾っていても違和感はないでしょうが、「とんど焼き(左義長)」が行われた以降になると、お正月のお花が綺麗だからと言ってそのまま飾っているとなんかおかしな感じになっちゃいますよね。

先日のブログ
お正月のお花は「とんど焼」のときに燃やさなくていいんですよ
にも書いたように、「とんど焼き(左義長)」のときにお正月のお花は燃やさずに、お下がりとして頂き、綺麗なお花を生かしてあげれば如何でしょうか。

そこで今日は、身近な日用品を使って簡単に生ける事が出来るいけばなをご紹介したいと思います。

本日の身近な日用品

今日使う日用品はコレ↓↓↓↓↓

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セブンコーヒーのカップ

 

私はよくコンビニのコーヒーを買って飲みます。
特に車を運転して移動する時にはよくお世話になっています(笑)

このコーヒーカップって飲んだらそのままゴミ箱いきですよね。
しかしこのカップはお花を生けるのにも凄く良く出来ているので、どんな風に使ったらよいか紹介させて頂きたいと思います。

お花を生ける前の準備

ではまず、使う前に中を綺麗に洗ってください。
このカップって蓋がついているので、コーヒーを全部飲んだつもりでもチョビットだけ中に残っていたりしますので、蓋を開けて紙コップの中と蓋の両方を綺麗に洗ってくださいね。

洗い終わったらコップに水を張って下さい。
分量は、コップの縁から1cmほど下がった辺りまでお水を入れるようにしましょう。

そうしたら蓋をするのですが、まず器の正面を決めてください。
私は今日はセブンイレブンのマークが真正面に来るようにします。
こういう形のカップは各コンビニやマクドやスタバなど色々なところで使われていますので、お気に入りのデザインのものをチョイスし、お気に入りの面を正面に決めてくださいね。

そしてカップの正面が決まったら蓋をするのですが、ここでひとつ目のポイントがあります。

ポイント①
蓋の飲み口は斜めにする。

カップの正面が決まったら、蓋の飲み口もそれに合せたくなりますよね。
しかしお花を生ける時には、右斜め前か左斜め前に飲み口が来るようにしてください。

良い例(この例では飲み口を「右斜め前」にしています。)

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悪い例(正面に飲み口が来ないようにしましょう)

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これで準備完了です!!!

使うお花の準備

このカップは蓋をして飲み口にお花を挿してゆきますので、この小さな飲み口にはそんなに沢山の材料を挿す事が出来ません。
なので本数は少なくて十分です。

用意する材料の目安は、
大きめのお花1本
枝分かれしている小さなお花1本
緑の葉物少々

こんなくらいの材料があれば十分です。
お正月のお花の傷んだところを除けた残りで十分ですし、何もない方はお花屋さんで買ってきていただいたら大丈夫です。

このブログでは、一昨日の本部いけばな教室のお稽古で残っていた材料を使いたいと思います。

まず「大きめのお花1本」には「キンセンカ」

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「枝分かれしている小さなお花1本」には「ヒペリカム」

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「緑の葉物少々」には、お正月花の残りの「松の小枝」

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このカップの大きさでしたら、必要なお花はたったこれだけです。
(笑)(笑)(笑)

お花を生ける(その1)

まず最初に「大きめのお花」である「キンセンカ」を生けてゆきます。

キンセンカは短く切って生けます。
イメージとしてはカップの口の近くにお花が有る感じです。

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ココで二つ目のポイントです

ポイント②
枝を手前(自分の方)に倒して挿す。

上の写真ではわかりにくいでしょうが、横から撮影した次の写真を見てください。

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どうでしょうお解り頂けますか?
この写真では左側が自分のほうになります。
キンセンカが正面(自分)の方に向かってしっかりと倒れているのがご理解頂けるでしょうか。
とにかく倒れる限りしっかりと自分の方に倒すようにしてください。

「大きめのお花」が入ったら、次に「枝分かれしている小さなお花」を生けてゆきます。

お花を生ける(その2)

次に「枝分かれしている小さなお花」の「ヒペリカム」を挿してゆきます。

ヒペリカムはキンセンカの2倍くらいの長さに切って生けます。
イメージとしてはキンセンカの向こう側に真っ直ぐに生けてあって、手前に倒れているイメージです。

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ココで三つ目のポイントです

ポイント③
とにかく枝を手前(自分の方)に倒して挿す!!!

上の写真ではわかりにくいでしょうが、横から撮影した次の写真を見てください。

 

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どうでしょうお解り頂けますか?
この写真では左側が自分のほうになります。
キンセンカと今挿したヒペリカムが正面(自分)の方に向かって倒れているのがご理解頂けるでしょうか。
とにかくお花は全て倒れる限りしっかりと自分の方に倒すようにしてください。

お花を前に倒す事で、立体感とボリューム感、そして空間的な広がりが備わる様になります。

「枝分かれしている小さなお花」が入ったら、次に「緑の葉物少々」を生けてゆきます。

お花を生ける(最後)

最後に「緑の葉物少々」の「松の小枝」を挿してゆきます。

松の小枝は、ヒペリカムやキンセンカよりも短く切って生けます。
イメージとしてはキンセンカの左横と向こう側にあしらうように生けてあるイメージです。

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わかりますか?
松の小枝をキンセンカとヒペリカムの右横と向こうに生ける事で、全体の足元をまとめるようにしています。

最後に松を足す事で、立体感をお花に持たせるようになっています。

 

ポイントは3つ

ポイント①
蓋の飲み口は斜めにする。

ポイント②
枝を手前(自分の方)に倒して挿す。

ポイント③
とにかく枝を手前(自分の方)に倒して挿す!!!

この3つを意識して頂ければ、今までにお花を生けた事の無い人であっても、プロのようなお花を簡単に生けていただく事が出来るようになります。

コンビニでコーヒーを買われたら、ぜひチャレンジしてみませんか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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